令和 7年  3月 定例会(第2回) 03月10日-一般質問-02号 P.43 ○議長 議長(横山育男) ○議長(横山育男) 休憩前に引き続き会議を開きます。   質疑にあわせて一般質問を継続して行います。   5番、小沼光代議員。    (5番 小沼光代議員登壇) P.43 ◆質問 5番議員(小沼光代) ◆5番議員(小沼光代) 発言の機会をいただきましたので、通告に従い、順次質問させていただきます。   市民会館と市役所の建て替えについては、市民の最も関心のある事項です。先般の予算内示では、市民会館、庁舎等整備事業に2,348万円を計上するとあります。令和5年12月に策定された足利市本庁舎等整備基本構想によると、今後のスケジュールとして、最短プロセスでは2年から3年、工事期間は約3年を見込んでいますが、具体的なスケジュールは財政状況などにより変更の可能性があると書かれています。   本市では、この基本構想を基に市役所及び市民会館の整備に向け検討を進めていると思いますが、現在の進捗状況と今後の見通しについてお尋ねします。 P.43 ○議長 議長(横山育男) ○議長(横山育男) 小沼光代議員の質問に対し、当局の答弁を求めます。   早川尚秀市長。    (早川尚秀市長登壇) P.43 ◎答弁 市長(早川尚秀) ◎市長(早川尚秀) 5番、小沼光代議員の質問にお答えします。   初めに、現在の進捗状況についてです。現在の市役所本庁舎は、昭和49年、本庁舎別館は昭和27年、教育庁舎は昭和44年に建設されたもので、経年による老朽化が様々な面で進行しています。また、過去に実施した耐震診断では、現行の耐震基準を満たしておらず、震度6強以上の地震で倒壊や崩壊の危険性が高いと診断されています。市役所庁舎は、毎日多くの市民の皆様が訪れ、多くの職員が働く場所であり、また発災時には災害対策本部が設置される施設です。他方、昭和41年に開館した市民会館は、令和3年6月に閉館し、その後はあしかがフラワーパークプラザを中心に、本市の文化事業を担っています。   この2つの施設整備は、現在本市の最も重要な課題であると認識しており、早期に整備を実現しなければならないと考えています。そのため、市民会館については令和5年2月に、市役所については令和5年12月にその整備の基本的な考え方となる基本構想を策定しました。その後、民間活力導入の可能性や事業手法などを確認するため、サウンディング型市場調査を実施し、現在は整備に向けた検討業務を発注し、複合化の可否等の検討を進めているところであります。   今後の見通しについては、これまでの検討を踏まえ、令和7年度に基本計画の策定に着手し、早期整備の実現に向け鋭意検討を進めてまいります。 P.43 ○議長 議長(横山育男) ○議長(横山育男) 小沼光代議員。    (5番 小沼光代議員登壇) P.43 ◆質問 5番議員(小沼光代) ◆5番議員(小沼光代) 令和7年度に基本計画の策定に着手とのことですが、令和7年2月の市長の定例記者会見において、翌日の新聞報道では、2028年度の着工を目標にしているとありました。おおよそのスケジュールは、このように考えてよろしいですか。 P.43 ○議長 議長(横山育男) ○議長(横山育男) 早川尚秀市長。    (早川尚秀市長自席にて答弁) P.44 ◎答弁 市長(早川尚秀) ◎市長(早川尚秀) 再質問にお答えします。   新聞の記事は、記者会見の内容が抜粋され、報道されているものです。2028年度着工という話を申し上げましたが、これは内部で検討を進める上で、目標は必要といった個人的な認識から発言したものです。これ以外の事業についても、いつ着工するか、いつ完成目標にするかというやはり年度、時間軸を設定することは、私はその他の事業でも必要なことであるという考えを持っています。現時点で整備スケジュールは決まっていませんが、できる限り早く整備を実現したいという思いを庁内では共有をしているところであります。 P.44 ○議長 議長(横山育男) ○議長(横山育男) 小沼光代議員。    (5番 小沼光代議員登壇) P.44 ◆質問 5番議員(小沼光代) ◆5番議員(小沼光代) 内容については分かりました。   再質問します。先ほどの答弁の中で、民間活力導入の可能性や事業手法とありましたが、令和6年7月に公表されたサウンディング型市場調査結果の中から、それぞれの手法についてどのようにメリット、デメリットの整理を行っているのか、お聞かせください。 P.44 ○議長 議長(横山育男) ○議長(横山育男) 小宮総合政策部長。    (小宮一夫総合政策部長自席にて答弁) P.44 ◎答弁 総合政策部長(小宮一夫) ◎総合政策部長(小宮一夫) ただいまの再質問にお答えします。   サウンディング型市場調査では、様々な業態の民間事業者の皆様から事業手法などに関する御意見をいただきました。民間活力の導入については、今後着手する基本計画策定の過程で検討していきたいと思います。 P.44 ○議長 議長(横山育男) ○議長(横山育男) 小沼光代議員。    (5番 小沼光代議員登壇) P.44 ◆質問 5番議員(小沼光代) ◆5番議員(小沼光代) 検討業務はこれからだということで、そこで結果を待ってから庁内では改めてまとめるということで理解しました。   再質問します。答弁にもありましたように、新足利市民会館及び市役所本庁舎等整備に向けた検討業務委託について、公募型プロポーザル方式により、企画提案書の提出につき、優先交渉権者が選定されました。履行期間は、令和7年3月25日までとあります。今月中に期限が到来しますが、この詳細と進捗についてお聞かせください。 P.44 ○議長 議長(横山育男) ○議長(横山育男) 小宮総合政策部長。    (小宮一夫総合政策部長自席にて答弁) P.44 ◎答弁 総合政策部長(小宮一夫) ◎総合政策部長(小宮一夫) ただいまの再質問にお答えします。   検討業務は、令和6年8月に公募型プロポーザルを公告し、10月に優先交渉権者となりました株式会社石本建築事務所と契約を締結しました。業務内容については、施設の機能や規模、複合化のメリットやデメリット、各候補地での建物などの配置や整備スケジュールの検討などであり、現在、鋭意作業中です。 P.44 ○議長 議長(横山育男) ○議長(横山育男) 小沼光代議員。    (5番 小沼光代議員登壇) P.44 ◆質問 5番議員(小沼光代) ◆5番議員(小沼光代) こちらのコンサルティング会社ですが、ほかの4社より圧倒的な高得点で選定されており、公式サイトを拝見しますと、少子高齢化を見込んだ将来のまちづくりのコンセプトもしっかりとイメージを提案できる会社だと見受けられたので、今後の結果を待ちたいと思います。   再質問します。基本計画の中で、一般市民への説明や意見を反映させるプロセスは予定しているのでしょうか。予定しているのであれば、そのタイミングについてどのように考えているのか、お尋ねします。 P.44 ○議長 議長(横山育男) ○議長(横山育男) 小宮総合政策部長。    (小宮一夫総合政策部長自席にて答弁) P.44 ◎答弁 総合政策部長(小宮一夫) ◎総合政策部長(小宮一夫) ただいまの再質問にお答えします。   基本計画策定の過程では、市議会や市民検討委員会の御意見を伺いながら進めていきたいと思います。市民を対象とした説明会も開催する予定です。 P.44 ○議長 議長(横山育男) ○議長(横山育男) 小沼光代議員。    (5番 小沼光代議員登壇) P.44 ◆質問 5番議員(小沼光代) ◆5番議員(小沼光代) 候補地、複合化、財源、将来のまちづくりへの影響と今後の足利市の行方を左右する大きな事業になると思います。例えば2020年8月、鹿児島県垂水市で新庁舎の建設を問う住民投票が実施され、反対多数の結果となりました。これを受けて、市長は計画を白紙に戻すことを表明しました。また、群馬県富岡市では、2014年の市長選挙で、新庁舎建設計画の見直しが争点となり、新市長が当選後、市民意見交換会を開催し、計画の見直しを進めました。きちんとした情報公開と住民の合意形成がなければ、検討した結果が無駄になる可能性もあります。決まった結果を提示するだけでなく、適切なタイミングで市民からの意見も確認しながら、市民が誇れるような施設になるようお願いします。   次の質問に移ります。市役所庁舎、新市民会館の整備及び公共施設の再編についてのうち、候補地と複合化の態様について伺います。過日実施したサウンディング型市場調査において、複合化について一定のメリットがあり、建設候補地3か所において、それぞれ複合施設としての整備の可能性が示されました。一方で、新クリーンセンターなどの大型公共施設の更新も並行して行われていることから、本市の財政状況は非常に厳しい状態にあります。   そこで、お尋ねします。市役所庁舎と市民会館を複合化せず、それぞれの建物を異なる場所、異なる時期に建て替える可能性はあるのでしょうか。また、現段階における建設候補地として、それぞれの整備基本構想では、市役所庁舎は現在地周辺と旧競馬場跡地の2か所、市民会館は市民プラザ敷地と旧競馬場跡地の2か所が示されていますが、これら候補地について、まちづくりの観点からどのように考えているのか、お聞かせください。 P.45 ○議長 議長(横山育男) ○議長(横山育男) 早川尚秀市長。    (早川尚秀市長登壇) P.45 ◎答弁 市長(早川尚秀) ◎市長(早川尚秀) ただいまの御質問にお答えします。   初めに、単独整備の可能性についてお答えします。私は、今後進める公共施設の整備に当たり、市民の利便性や経済性の観点などから、複合化の検討が必須だと考えています。また、市議会からは令和6年5月に今後の大型公共施設の整備に係る提言をいただき、その中の基本的な考えとして、施設の複合化を検討すべきとの御意見を頂戴しています。   そこで、現在市民会館及び市役所庁舎の整備に向けた検討業務を発注し、施設の機能や規模、複合化のメリット、デメリット、各候補地での配置計画や整備スケジュールなどの検討を進めています。その結果を踏まえ、令和7年度から策定に着手する基本計画の中で、市議会や市民検討委員会などの御意見を伺いながら、単独整備と複合化による整備を総合的に比較検討し、整備方針について判断をしてまいります。   次に、それぞれの候補地についてお答えします。基本構想では、御案内の3か所が新施設の建設候補地となっています。建設地を選定する上では、現在の状況のみならず、将来の姿を含めたまちづくりの視点で総合的に判断していく必要があります。まず、令和7年度より着手する基本計画の策定を着実に進め、できる限り早い段階で市民の皆様にビジョンをお示ししたいと考えています。 P.45 ○議長 議長(横山育男) ○議長(横山育男) 小沼光代議員。    (5番 小沼光代議員登壇) P.45 ◆質問 5番議員(小沼光代) ◆5番議員(小沼光代) 複合化の検討は必須ということですが、結果的にデメリットが大きければ、複合化せずに単独で別の候補地に建設することもあり得ないわけではないと今の答弁から理解しました。   再質問します。市民の利便性の観点から複合化が必要との答弁がありましたが、市民の利便性とは、具体的にどのような意味で考えているのでしょうか。例えば行政手続と文化施設の利用を1か所で行えることが利便性向上につながるという意味でしょうか、それとも交通アクセスや周辺施設の活用といった意味でお考えでしょうか、お尋ねします。 P.45 ○議長 議長(横山育男) ○議長(横山育男) 早川尚秀市長。    (早川尚秀市長自席にて答弁) P.45 ◎答弁 市長(早川尚秀) ◎市長(早川尚秀) 再質問にお答えします。   これは、一般論として、複数の機能を一つの施設に複合化することにより、市民の方は1か所で複数の用事を済ませることができるようになります。また、副次的な効果として、一つの目的のために訪れた施設に別の機能があることによって、新たな気づきが生まれるという視点が想定されると考えています。 P.46 ○議長 議長(横山育男) ○議長(横山育男) 小沼光代議員。    (5番 小沼光代議員登壇) P.46 ◆質問 5番議員(小沼光代) ◆5番議員(小沼光代) 新たな気づきとは何なのか早く知りたいところであります。   再質問します。市長は、以前庁舎と市民会館の建て替えについて、1点目は、複合化の検討、2点目は、建設候補地の選定、3点目は、財源の確保、4点目は、整備手法の検討、この4点のポイントがあると述べられました。これら全てをバランスよく考慮することが理想的ですが、現時点で優先すべきポイントがあるのでしょうか。特にどの要素を最も重視して進めようと考えているのか、お聞かせください。 P.46 ○議長 議長(横山育男) ○議長(横山育男) 早川尚秀市長。    (早川尚秀市長自席にて答弁) P.46 ◎答弁 市長(早川尚秀) ◎市長(早川尚秀) 再質問にお答えします。   繰り返しになりますが、両施設を整備検討する重要なポイントとして、4点あることを過去に答弁しました。1点目は、複合化、これは市民の利便性や経済性の観点などから複合化の検討は必須と考えています。2点目は、建設候補地、本市全体のまちづくりという大きな視点を持って検討を進めています。3点目は、財源、大型公共施設の建て替えが続く中、国・県の補助金や交付税措置のある有利な起債の活用、民間資金の活用など柔軟な発想で取り組んでいます。そして4点目は、整備手法、今後の公共施設整備においては、可能な限り民間のノウハウをお借りしていくことが重要だと考えています。これら4つのポイントは、財政状況が厳しい中、先延ばしできない両施設の整備にはどれも重要なポイントであると考えています。 P.46 ○議長 議長(横山育男) ○議長(横山育男) 小沼光代議員。    (5番 小沼光代議員登壇) P.46 ◆質問 5番議員(小沼光代) ◆5番議員(小沼光代) どれも重要なのは確かですが、財源の確保を優先すれば、候補地が限定され、将来に向けたまちづくりの概念も変わってしまうのではないかということを懸念しています。   再質問します。答弁では、将来の姿を含めたまちづくりの視点が強調されましたが、その点について確認します。現在、人口減少社会に対応するため、多くの自治体でコンパクトシティの考え方が重視され、令和4年3月に改定された足利市立地適正化計画でも、足利市中央エリアと山辺地区を中心拠点としており、都市機能誘導区域に指定されています。   一方、令和6年11月に改定された足利市都市計画マスタープランでは、市街化調整区域にある旧競馬場跡地について、地域複合拠点と位置づけ、行政、市民の福祉、教育、文化の向上に寄与する機能を誘導すると記載されています。仮に旧競馬場跡地に市役所及び市民会館を複合化して建設する場合、コンパクトシティの概念や足利市立地適正化計画と整合性が取れていないようにみえます。この点についてどのように説明するのか、お尋ねします。 P.46 ○議長 議長(横山育男) ○議長(横山育男) 小宮総合政策部長。    (小宮一夫総合政策部長自席にて答弁) P.46 ◎答弁 総合政策部長(小宮一夫) ◎総合政策部長(小宮一夫) ただいまの再質問にお答えします。   先ほども答弁しましたが、現時点で建設地は決まっていないという現状です。どの候補地になっても、各種法令に基づく必要な手続を適切に進めていきたいと考えています。 P.46 ○議長 議長(横山育男) ○議長(横山育男) 小沼光代議員。    (5番 小沼光代議員登壇) P.46 ◆質問 5番議員(小沼光代) ◆5番議員(小沼光代) 足利市都市計画マスタープランのほうが上位の計画ではありますが、都市構造再編集中支援事業の補助金との関係で、都市機能誘導区域に位置づけられていない旧競馬場跡地に市民会館を設立するためには、足利市立地適正化計画の変更が必要になると思います。現時点では、変更の予定はないようですが、仮に変更するのであれば、その際にパブリックコメントを募集することになると思います。新庁舎及び市民会館の整備に関する市民からの意見聴取の機会にもなりますので、注目したいと思います。   再質問します。以前の一般質問の答弁において、財源の確保については、複合化によるコスト削減、国庫補助金の活用、交付税措置のある起債の活用によると述べられています。その際、市民会館は単独での建設であっても、国庫補助金を使える枠が大きいものの、市役所庁舎については使えるものがないという答弁がありました。その後、新たに使える補助金の見込みがあるのか、お尋ねします。 P.47 ○議長 議長(横山育男) ○議長(横山育男) 小宮総合政策部長。    (小宮一夫総合政策部長自席にて答弁) P.47 ◎答弁 総合政策部長(小宮一夫) ◎総合政策部長(小宮一夫) ただいまの再質問にお答えします。   市役所庁舎の整備における国庫補助金は、省エネ化に伴う補助金などは活用を見込んでいます。建て替え自体に対する有効な補助金は常設されていないと認識しています。国や県に対して、庁舎の耐震化を図るための有利な地方債の創設など、財政支援制度に関する要望を継続して行っており、今後も強く働きかけていきたいと考えています。 P.47 ○議長 議長(横山育男) ○議長(横山育男) 小沼光代議員。    (5番 小沼光代議員登壇) P.47 ◆質問 5番議員(小沼光代) ◆5番議員(小沼光代) 以前と変わりないということで再質問します。   補助金との関係で見ると、複合化のメリットはあまり感じられないように思いますが、それでもなお複合化が必要だという理由について、1か所にあることで市民の利便性に資する、あるいは建設費用、管理費用の削減というのは理解できるのですが、それ以上のメリットというのは何か具体的にあるのか、お尋ねします。 P.47 ○議長 議長(横山育男) ○議長(横山育男) 小宮総合政策部長。    (小宮一夫総合政策部長自席にて答弁) P.47 ◎答弁 総合政策部長(小宮一夫) ◎総合政策部長(小宮一夫) ただいまの再質問にお答えします。   財政の面で考えると、複合化することの最大のメリットは、延床面積の縮減や建設時の工期の短縮による建設費用や維持管理費などの削減であると考えています。財政状況が厳しい中でも、建設を進める必要のある両施設であるため、最大のコストメリットが図られるように対応していきたいと考えています。 P.47 ○議長 議長(横山育男) ○議長(横山育男) 小沼光代議員。    (5番 小沼光代議員登壇) P.47 ◆質問 5番議員(小沼光代) ◆5番議員(小沼光代) 今おっしゃったことが最大のメリットと言うのであれば、その試算はしっかりと適切な時期に示していただきたいと思います。   再質問します。市役所単独では補助金の活用が難しい一方で、市民会館と複合すれば一部の補助金が活用できるということですが、市役所に市民会館以外の施設、例えば中央図書館や中央公民館的な施設を複合化することで補助金を上乗せできる可能性はあるのか、お尋ねします。 P.47 ○議長 議長(横山育男) ○議長(横山育男) 小宮総合政策部長。    (小宮一夫総合政策部長自席にて答弁) P.47 ◎答弁 総合政策部長(小宮一夫) ◎総合政策部長(小宮一夫) ただいまの再質問にお答えします。   施設によっては、そもそもの施設の整備に対する補助金が活用できるものもありますが、複合化することで対象となる補助金が増えるという制度にはなっていないものと認識しています。都市再生整備計画など幅広く活用できる補助金もあるため、引き続き活用できるよう検討していきたいと思います。 P.47 ○議長 議長(横山育男) ○議長(横山育男) 小沼光代議員。    (5番 小沼光代議員登壇) P.47 ◆質問 5番議員(小沼光代) ◆5番議員(小沼光代) 補助金を活用できる施設同士を複合化したほうが将来の財源の縮小につながるのではないかと思い質問しましたが、現在のところ市役所及び市民会館以外で複合化を検討する予定はないということで理解しました。   再質問します。先ほど省エネについて活用できる補助金があるという答弁がありました。足利市は令和6年2月にゼロカーボンシティ宣言をしています。省エネ対策を行いつつ、同時に太陽光発電などの創エネによって建物で消費するエネルギーの収支をゼロにすることを目指した建築物に適用される補助金、いわゆるZEBを検討しているという意味だと思いますが、ZEB化による省エネルギーの効果やコスト削減効果の試算があればお示しください。 P.47 ○議長 議長(横山育男) ○議長(横山育男) 小宮総合政策部長。    (小宮一夫総合政策部長自席にて答弁) P.47 ◎答弁 総合政策部長(小宮一夫) ◎総合政策部長(小宮一夫) ただいまの再質問にお答えします。   現時点では、計画が具体的になっていない現段階では、試算等を行っている状況ではありません。基本計画や、その後の設計の中で検討していきたいと思っております。 P.48 ○議長 議長(横山育男) ○議長(横山育男) 小沼光代議員。    (5番 小沼光代議員登壇) P.48 ◆質問 5番議員(小沼光代) ◆5番議員(小沼光代) ZEBには四つの類型があり、それぞれ補助率も異なりますが、建物コストや管理コスト増のデメリットもあると言われており、費用対効果を見極めて活用していただきたいと思います。   再質問します。旧競馬場跡地の立地について、足利市のハザードマップによると、渡良瀬川が氾濫した場合、敷地の東部の一部が5メートルから10メートル、その他のエリアでも3メートルから5メートルの浸水被害が想定されています。また、氾濫流、つまり堤防が壊れて河川から流れ出る水の力によって、家屋が倒壊や流失するおそれのある危険区域にも含まれています。災害時に市庁舎は災害対策本部としての機能を担いますが、市民の中には立地として不適切ではないかという意見もあります。この点について市はどのように説明されるのか、お尋ねします。 P.48 ○議長 議長(横山育男) ○議長(横山育男) 小宮総合政策部長。    (小宮一夫総合政策部長自席にて答弁) P.48 ◎答弁 総合政策部長(小宮一夫) ◎総合政策部長(小宮一夫) ただいまの再質問にお答えします。   議員御指摘の氾濫流の区域とは、浸水時に流速が速く、木造家屋は倒壊するおそれがある区域のことです。参考までに他市の例では、市民会館、市役所は鉄筋コンクリート造りや鉄骨造りなど堅固な構造を採用することが多いです。市民の皆様に不安を与えないような計画で検討していきます。 P.48 ○議長 議長(横山育男) ○議長(横山育男) 小沼光代議員。    (5番 小沼光代議員登壇) P.48 ◆質問 5番議員(小沼光代) ◆5番議員(小沼光代) 強固な構造で倒壊はせずとも、大規模な浸水被害が想定される場所で、災害対策本部が設置されても機能するのかという意味でお聞きしたつもりです。例えば市役所本庁舎に消防本部を建設するとなった場合、立地として適切かどうかということと同じではないかと思っております。   再質問します。旧競馬場跡地に本庁舎等の整備に当たり、水道、ガス、電気、インターネットなどの公共インフラの整備が改めて必要になると考えますが、工期や費用の面ではほかの候補地に比べて大きなデメリットになりますか、お尋ねします。 P.48 ○議長 議長(横山育男) ○議長(横山育男) 小宮総合政策部長。    (小宮一夫総合政策部長自席にて答弁) P.48 ◎答弁 総合政策部長(小宮一夫) ◎総合政策部長(小宮一夫) ただいまの再質問にお答えします。   繰り返しの答弁となりますが、現時点で建設地は決まっていません。いずれの候補地になっても、必要な整備を進めていきたいと考えております。 P.48 ○議長 議長(横山育男) ○議長(横山育男) 小沼光代議員。    (5番 小沼光代議員登壇) P.48 ◆質問 5番議員(小沼光代) ◆5番議員(小沼光代) 旧競馬場跡地に限りませんが、最終的な段階ではほかの候補地との関係で、余分にかかった費用あるいは逆に削減できた費用というのがきちんと市民に示されるようにしていただきたいと考えます。   再質問します。旧競馬場跡地は、市街化調整区域ですが、本庁舎等整備に当たり、必要な手続と期間についてお示しください。 P.48 ○議長 議長(横山育男) ○議長(横山育男) 小宮総合政策部長。    (小宮一夫総合政策部長自席にて答弁) P.48 ◎答弁 総合政策部長(小宮一夫) ◎総合政策部長(小宮一夫) ただいまの再質問にお答えします。   繰り返しの答弁となりますが、現時点で建設地は決まっていない状況です。いずれの候補地になっても、議員御指摘の都市計画法を含めた必要な法的手続をきちんと進めていきたいと考えています。 P.48 ○議長 議長(横山育男) ○議長(横山育男) 小沼光代議員。    (5番 小沼光代議員登壇) P.48 ◆質問 5番議員(小沼光代) ◆5番議員(小沼光代) 旧競馬場跡地に関しては、今まで築き上げてきた足利市のまちづくりの観点からすると、本来市役所があるべき場所ではないと考えています。市街化区域への編入だけでなく、先ほどの足利市立地適正化計画の変更の問題もあり、同時に進めていく手続が多くなるということだけ指摘して、次の質問に移ります。   市役所庁舎、新市民会館の整備及び公共施設の再編についてのうち、必要な設備と規模について伺います。現在、足利市のオンライン申請には、個人向け手続が79件、事業者向け手続が27件掲載されています。庁内においても今後もオンライン申請やAIの活用など業務のDX化に伴い、市役所庁舎をコンパクトにすべきと言われていますが、具体的にDX化によりどのような業務が縮小または不要となり、スペースを見直すことができると想定しているのか、お尋ねします。 P.49 ○議長 議長(横山育男) ○議長(横山育男) 小宮総合政策部長。    (小宮一夫総合政策部長登壇) P.49 ◎答弁 総合政策部長(小宮一夫) ◎総合政策部長(小宮一夫) ただいまの御質問にお答えします。   市役所庁舎の整備において、庁舎面積は建設費だけでなく、その後の維持管理費にも大きく影響するため、庁舎をコンパクトにしていくことは必須であると考えており、業務のDX化を推進していくことは、庁舎面積を縮減するための有効な手段の一つとして捉えています。   例えば、現在、取り組んでいる行政改革などにより、多角的にDX化を推進していくことで、事務室におけるプリンターの設置場所や紙資料の保管場所の削減、さらには書庫の縮小など、執務スペース全体のスリム化を図り、市民サービスの向上や維持管理コストの削減などに寄与するものと考えています。   具体的には、令和7年度に着手する基本計画の中で検討することになりますが、基本構想に示すとおり、来庁者にとっても、働く職員にとっても利用しやすく、時代の変化に柔軟に対応できる庁舎の整備を目指してまいります。 P.49 ○議長 議長(横山育男) ○議長(横山育男) 小沼光代議員。    (5番 小沼光代議員登壇) P.49 ◆質問 5番議員(小沼光代) ◆5番議員(小沼光代) 執務スペースのスリム化について具体的に答弁をいただきました。我々の議会事務局でも昔の資料をタブレットでまだ読むことはできず、予算の関係もあり、DX化はなかなか進んでいません。   再質問します。DX化の効果として対応できる部分には限界があるのではないかと考えます。現在の本庁舎においてDX化を極限まで推進した場合に、どの程度の床面積削減が見込まれるのか、具体的な試算は行われているのか、お尋ねします。 P.49 ○議長 議長(横山育男) ○議長(横山育男) 松島行政経営部長。    (松島 繁行政経営部長自席にて答弁) P.49 ◎答弁 行政経営部長(松島繁) ◎行政経営部長(松島繁) ただいまの再質問にお答えします。   クラウド化を含めまして、業務のDX化を推進することは、市民サービスの向上から重要なことであると考えています。庁舎の面積につきましては、先ほど総合政策部長から答弁したとおり、今後の基本計画の策定の中で検討していきます。 P.49 ○議長 議長(横山育男) ○議長(横山育男) 小沼光代議員。    (5番 小沼光代議員登壇) P.49 ◆質問 5番議員(小沼光代) ◆5番議員(小沼光代) 私は、現庁舎での数値目標をお聞きして、新庁舎にそれを当てはめることはできないという意味でお尋ねしたつもりです。また、新庁舎については、もちろん床面積が分かっていないので、これからのことになるというのは承知しています。   再質問します。執務スペースのスリム化に関して、例えばフリーアドレスの導入や、すなわち職員の固定席を設けずに運用することで、オフィスの1人当たりの面積を減らす効果があると言われています。この点について、それぞれスリム化に向けた市の導入の可能性というのを検討しているか、お尋ねします。 P.49 ○議長 議長(横山育男) ○議長(横山育男) 小宮総合政策部長。    (小宮一夫総合政策部長自席にて答弁) P.49 ◎答弁 総合政策部長(小宮一夫) ◎総合政策部長(小宮一夫) ただいまの再質問にお答えします。   各地で建設されている庁舎などもフリーアドレスやグループアドレスの導入あるいはバックヤード機能の集約など、オフィスレイアウトの工夫がされている事例もあります。先進事例の研究をしながら、本市に適した執務空間について検討していきたいと考えています。 P.50 ○議長 議長(横山育男) ○議長(横山育男) 小沼光代議員。    (5番 小沼光代議員登壇) P.50 ◆質問 5番議員(小沼光代) ◆5番議員(小沼光代) 快適な職場環境は、職員の働く意欲や創造力の向上にも寄与すると考えます。   再質問します。新庁舎の建設に当たり、職員の意見を反映する予定はあるのか。直接的なアンケートの実施はないまでにしても、例えば職務環境の改善や休憩スペースの確保など、職員の働きやすさを考慮した具体的な取組を予定しているのでしょうか、お尋ねします。 P.50 ○議長 議長(横山育男) ○議長(横山育男) 小宮総合政策部長。    (小宮一夫総合政策部長自席にて答弁) P.50 ◎答弁 総合政策部長(小宮一夫) ◎総合政策部長(小宮一夫) ただいまの再質問にお答えします。   庁舎は、職員の執務を行う場所でもあります。その職場環境をどのように工夫を凝らしていくかというのは重要であると認識しております。職員の働く意欲や創造性が発揮できる職場環境を目指して考えていきたいと思っています。 P.50 ○議長 議長(横山育男) ○議長(横山育男) 小沼光代議員。    (5番 小沼光代議員登壇) P.50 ◆質問 5番議員(小沼光代) ◆5番議員(小沼光代) 昼休みに職務エリアに行くと、省エネのために来客用の電気をつけている以外は全部全ての担当課の電気を消している状態の中で、多くの職員の方が自席で食事を取っているように今現在見受けられます。就業時間中の貴重な休憩時間であり、十分なリフレッシュが必要であると思うのですが、このような現状を踏まえ、新庁舎ではリフレッシュスペースの設置や休憩環境の改善も検討していただきたいと思います。   再質問します。現在、足利市のオンライン申請では、住民票の取得などもコンビニ対応が進んでいます。これにより今後さらに窓口業務を縮小する方向で検討しているのか、お尋ねします。 P.50 ○議長 議長(横山育男) ○議長(横山育男) 松島行政経営部長。    (松島 繁行政経営部長自席にて答弁) P.50 ◎答弁 行政経営部長(松島繁) ◎行政経営部長(松島繁) ただいまの再質問にお答えします。   オンライン申請の導入により、様々な手続が自宅や会社のパソコン等から行うことが可能となりました。また、コンビニでも証明書を取得する方の割合も増加傾向にあります。引き続きDXを推進しまして、市民サービスの向上につながる窓口業務の在り方についても引き続き検討していく必要があると考えています。 P.50 ○議長 議長(横山育男) ○議長(横山育男) 小沼光代議員。    (5番 小沼光代議員登壇) P.50 ◆質問 5番議員(小沼光代) ◆5番議員(小沼光代) 必要な窓口と縮小できる窓口の選別は慎重に行っていただきたいと思います。   再質問します。現在、上下水道部は県庁舎に、こども家庭センターは保健センター内にありますが、新庁舎建設の際にこれらの部門も移転を検討しているのでしょうか。もし移転しないのであれば、現在の場所に存続させる理由をお聞かせください。 P.50 ○議長 議長(横山育男) ○議長(横山育男) 小宮総合政策部長。    (小宮一夫総合政策部長自席にて答弁) P.50 ◎答弁 総合政策部長(小宮一夫) ◎総合政策部長(小宮一夫) ただいまの再質問にお答えします。   新庁舎の規模については、そこに入る組織によっても延べ床面積が増減します。現時点ではどの組織が入るかについては決まっておりませんが、基本計画の策定の中でしっかりと検討してまいりたいと思っています。 P.50 ○議長 議長(横山育男) ○議長(横山育男) 小沼光代議員。    (5番 小沼光代議員登壇) P.50 ◆質問 5番議員(小沼光代) ◆5番議員(小沼光代) 現在、賃料の負担があるので、新庁舎に当然移転すると考えていましたが、そうではない可能性もあることということですね。新庁舎の建設地にもよりますが、市民の利便性との観点から考えていただきたいと思います。   再質問します。仮に競馬場跡地に新市民会館を建設した場合、市民プラザは耐用年数まで利用する予定とのことで、それにより新市民会館の施設規模の縮小がされる可能性ということはありますが、足利市公共施設等総合計画の市民会館の構想の中で、いろいろ書かれている以外に現在何か新しい予定があればお聞かせください。 P.51 ○議長 議長(横山育男) ○議長(横山育男) 小宮総合政策部長。    (小宮一夫総合政策部長自席にて答弁) P.51 ◎答弁 総合政策部長(小宮一夫) ◎総合政策部長(小宮一夫) 繰り返しの答弁となりますが、現時点で建設場所については、決定をしておりません。市民プラザについては、足利市公共施設等総合管理計画において、市民会館機能と集約することとしております。市民会館の基本構想では、市民プラザ機能との集約を前提とした新市民会館の施設計画をお示ししているところであります。市議会からいただいております提言の中でも、市民プラザにつきましては、市民会館と集約化すべきという御提言を頂戴しております。これらの意見などを十分に踏まえた上で検討を進めてまいりたいと思っています。 P.51 ○議長 議長(横山育男) ○議長(横山育男) 小沼光代議員。    (5番 小沼光代議員登壇) P.51 ◆質問 5番議員(小沼光代) ◆5番議員(小沼光代) 市民プラザについては、基本構想の中であるように、段階的な機能移行、あとは複合化、集約化、それから要らなくなった施設の民間活力の導入など検討されていることということで、今のところ特に変更はないと理解しました。   再質問します。仮に競馬場跡地に新庁舎を建設する場合、現足利市役所の活用についてどのように考えているのでしょうか。例えば一部の機能を残す可能性があるのか、すぐに取り壊すのか、民間活用など再利用の選択肢があるのかといった具体的な方針があればお聞かせください。 P.51 ○議長 議長(横山育男) ○議長(横山育男) 小宮総合政策部長。    (小宮一夫総合政策部長自席にて答弁) P.51 ◎答弁 総合政策部長(小宮一夫) ◎総合政策部長(小宮一夫) ただいまの再質問にお答えします。   現時点で建設地は決まっていません。跡地の御質問でありますが、跡地、土地や建物、両方の活用につきましては、新施設の整備と同時並行で、処分を含めた利活用を検討するよう市議会からの提言でもいただいております。どのような候補地になりましても、必要な検討を行ってまいりたいと思います。 P.51 ○議長 議長(横山育男) ○議長(横山育男) 小沼光代議員。    (5番 小沼光代議員登壇) P.51 ◆質問 5番議員(小沼光代) ◆5番議員(小沼光代) 現市役所は耐震性や老朽化の面で問題を抱えているため、そのままでは民間の利活用はなかなか難しいのではないかと思いました。市街地にあるため、土地の利用価値は高いですが、万が一取り壊しを前提に現状のまま土地と建物を売却するということになったとしても、近年の傾向から公共施設跡地を建売住宅にするようなことにならないように、中心市街地の活性化という観点からも十分な検討をお願いして、次の質問に移ります。   市役所庁舎、新市民会館の整備及び公共施設の再編についてのうち、交通事情について伺います。サウンディング市場型調査の結果によると、市役所庁舎や新市民会館が旧競馬場跡地に建設された場合、車以外のアクセスの確保など課題があると書かれていますが、西側には緊急車両も通る足利赤十字病院があり、南側は土手であり、北側の道路しか出入りできない場所にあります。仮に競馬場跡地に建設された場合、周辺道路を拡張する必要があると考えます。また、現在も足利赤十字病院に行かれる方からは、帰りのバスの便がないという声も聞いています。市役所庁舎や新市民会館が旧競馬場跡地に建設された場合、JR足利駅または東武伊勢崎線足利市駅から約3キロメートル離れています。最寄り駅はJR線の山前駅になりますが、自家用車を持たない市民にとっては、路線バスまたはタクシーの利用になると思います。職員の中には電車通勤の方もいらっしゃると思いますが、毎日通勤する職員にとっては苛酷な状況になると思います。   仮の話ばかりでも申し訳ないのですが、周辺道路を拡張する必要がある、バスの便数を増やす、あるいは駅を新設するなどの交通事情の課題があることについてどのようにお考えでしょうか、所見を伺います。 P.51 ○議長 議長(横山育男) ○議長(横山育男) 小宮総合政策部長。    (小宮一夫総合政策部長登壇) P.51 ◎答弁 総合政策部長(小宮一夫) ◎総合政策部長(小宮一夫) ただいまの御質問にお答えします。   市役所庁舎と新市民会館、この2つの施設整備は現在本市の最も重要な課題であると認識しており、早期に整備を実現しなければならないと考えております。旧競馬場跡地は、市役所庁舎、新市民会館の基本構想において建設候補地の一つとしておりますが、現時点で建設地は決定しておりません。建設地につきましては、令和6年度実施しましたサウンディング型市場調査、整備に向けた検討業務委託を踏まえ、令和7年度に着手する基本計画の中で判断してまいります。   御質問の市役所庁舎、新市民会館の整備における交通環境の改善については、駐車場を含め必要に応じて適宜検討してまいります。まずはしっかりと建設地を決定してまいります。 P.52 ○議長 議長(横山育男) ○議長(横山育男) 小沼光代議員。    (5番 小沼光代議員登壇) P.52 ◆質問 5番議員(小沼光代) ◆5番議員(小沼光代) 現状についてお伺いしたいことがあります。   再質問します。昭和59年まであったJR両毛線三重駅を復活させるべきという話もあります。それに伴い、富田駅の閉鎖の可能性もあると言われていますが、このような話は検討課題に上がっているのか、お尋ねします。 P.52 ○議長 議長(横山育男) ○議長(横山育男) 小宮総合政策部長。    (小宮一夫総合政策部長自席にて答弁) P.52 ◎答弁 総合政策部長(小宮一夫) ◎総合政策部長(小宮一夫) 繰り返しの答弁となりますが、現時点で建設地は決定していません。いずれの候補地になりましても、その中で課題の整理あるいは将来のまちづくり、そういった様々な可能性について検討していきたいと考えております。 P.52 ○議長 議長(横山育男) ○議長(横山育男) 小沼光代議員。    (5番 小沼光代議員登壇) P.52 ◆質問 5番議員(小沼光代) ◆5番議員(小沼光代) 特に否定もされなかったと理解しました。   再質問します。DX化により「行かない窓口」が進んだとしても、子供の相談、福祉の相談など、交通弱者ほど窓口に行かなければならない事情があると思います。   このような市民に対しては、バスの本数を増やす、あるいはタクシーチケットの補助を充実させるなどの手当が必要だと考えます。基本計画を策定する際には、最大限考慮をしていただくことをお願いして、次の質問に移ります。   公共施設の再編に伴う公民館におけるサービスについて伺います。現在、公共施設建設整備検討特別委員会では、令和7年度中の公民館等の在り方について検討しています。17の公民館のうち、利用者数が多い幾つかの公民館を存続させ、残りは耐用年数を迎えるまでの間、貸し館として存続させるべきという話も出ています。今後、公共施設の再編に伴い、公民館での証明書の発行や納税などの行政サービスの提供を終了することも考えられますが、交通弱者やDX化に適応できていない市民の利便性について、どのように手当てをするのか、お尋ねします。 P.52 ○議長 議長(横山育男) ○議長(横山育男) 松島行政経営部長。    (松島 繁行政経営部長登壇) P.52 ◎答弁 行政経営部長(松島繁) ◎行政経営部長(松島繁) ただいまの御質問にお答えします。   令和6年1月に改定した足利市公共施設等総合管理計画において、公民館については令和7年度までの短期の期間中に証明書の発行や納税等の支所機能の一部を見直しすることとしています。令和5年度における公民館での証明書の発行件数は約3万2,000件となっていますが、そのうちの2万7,400件余り、率にして85.7%はコンビニでも取得可能なものでありました。コンビニでは、申請書の記入が不要で、窓口よりも50円安く、土曜・日曜も含めて夜11時まで取得が可能です。マイナンバーカードの普及に伴い、取得率も令和元年度から令和5年度では3倍に増えています。   また、納税に関してもコンビニ、金融機関、郵便局、口座振替のほか、新たにスマホ決済も導入するなど、納付方法の拡充も進めているところであり、利便性の高い、「行かなくてもいい窓口」の流れを加速させていきたいと考えています。   一方で、時代の変化に合わせて、従来の行政サービスが変わる場合には、少なからず戸惑いを感じる市民がいることも承知しているところであり、影響をできる限り抑える取組を進めていく必要があると認識しています。   公共施設の再編に限らず、サービスの見直しを行う際には、周知期間を十分に取ることや、目的や効果、代替手段等についてチラシや動画などで分かりやすく伝えることなど、丁寧な対応に努めてまいります。 P.53 ○議長 議長(横山育男) ○議長(横山育男) 小沼光代議員。    (5番 小沼光代議員登壇) P.53 ◆質問 5番議員(小沼光代) ◆5番議員(小沼光代) 新しい手段を導入しながら、手当てについても検討課題に入っているということで承知しました。   再質問します。コンビニや郵便局窓口の利用も増えていくと思いますが、民間企業はいつ撤退するか分からず、不安定な条件に左右されるのではないでしょうか。また、高齢者がこれらのDX化に対応できるような研修についてはどのように考えているのでしょうか、お尋ねいたします。 P.53 ○議長 議長(横山育男) ○議長(横山育男) 松島行政経営部長。    (松島 繁行政経営部長自席にて答弁) P.53 ◎答弁 行政経営部長(松島繁) ◎行政経営部長(松島繁) ただいまの再質問にお答えします。   コンビニ等については、それぞれ民間事業者の経営判断によるところであり、長期的な見通しを立てることは非常に難しいところでございます。   一方で、現在市内に郵便局が27か所、コンビニは60か所以上ある状況で、今後その数が短期的に急激に減少することも考えにくいのではと考えております。現在、パソコンやスマホがあれば、多くの証明書が自宅にいながらオンライン申請で取得が可能となっており、オンライン申請もどんどん今後も増やしていきたいと考えています。これらを踏まえまして、適切な市民サービスの提供につきまして、今後も検討してまいりたいと考えてございます。また、高齢者の皆さんに対しましては、高齢者向けのスマホ教室でも証明書等の取得方法についても案内していくことも検討してまいりたいと考えています。 P.53 ○議長 議長(横山育男) ○議長(横山育男) 小沼光代議員。    (5番 小沼光代議員登壇) P.53 ◆質問 5番議員(小沼光代) ◆5番議員(小沼光代) 住民票をコンビニで取得することを考えてもいない高齢者というのはまだ多いと思います。一度覚えてしまえば、それほど難しいことでないのでしょうが、浸透するには時間がかかると思います。現在、特別委員会では、利用者の少ない公民館では行政サービス及び職員を撤退するのではないかとという検討もされています。そもそも郵便局がない地区やコンビニが1軒しかない地区があると言われています。過疎地域では撤退がないとは言い切れないのではないでしょうか。結局のところ、公民館が残る場所は、コンビニも郵便局もあり、人口密度が高い地域とそうでない地域でかなりの格差が出てしまう可能性があります。公民館での行政サービスのスリム化と新庁舎の建設予定地の選択というのは、市民の利便性の観点から密接に関連していると思います。市民の利便性、経済性、足利らしいまちづくりを考慮した上で基本計画を策定していただきたいと望みます。   以上の松島 繁行政経営部長の答弁をもちまして、私の全ての質問を終わりにいたします。 P.53 ○議長 議長(横山育男) ○議長(横山育男) 本日の質疑にあわせた一般質問は以上にとどめます。   お諮りいたします。議案調査のため、明3月11日は本会議を休会したいと思います。これに御異議ありませんか。    (「異議なし」と呼ぶ者あり) P.53 ○議長 議長(横山育男) ○議長(横山育男) 御異議なしと認め、そのように決定いたしました。   次の本会議は、3月12日、定刻午前10時から開き、質疑にあわせて一般質問を継続して行います。   以上で本日の日程は全部終了しましたので、これをもって散会いたします。    散会 午後3時28分