【市政】外国人に関する正確な情報を知り、みんなで考えましょう

ちょっとデリケートな話題ですが、外国人に関する正確な情報を知り、みんなで考えましょうというテーマで記事を作成しました。

記事作成日:2025/5/27

【目次】

 

【このページの目的について】

昨今、外国人に関する様々な問題が議論に上がっています。

足利市でも、近年、外国人居住者の増加が目立つようになってきました。

文化・生活習慣の違いから日本人の考える常識と相容れない、治安の悪化に対する不安、外国人への給付金など、外国人に関する諸問題があります。

しかし、いずれも両極端な主張がなされることが多く、中には事実に基づかない内容も散見されます。

そこで、足利市における現状について、正確な情報を提供し、市民の皆様に関心を持っていただくとともに、今後の多文化共生の在り方について議論するきっかけになればと思います。

SNS(X)では、アンケート形式で外国人に関する様々なテーマを問いかけていく予定です。ご自身の投票内容と現実との違いを知ることで、ご自身の認識や考え方を改めて知る機会になったのであれば幸いです。

【足利市の外国人の人口】

(1)アンケートの結果

足利市民の方に質問です。
4月1日現在の足利市の人口は、137,579人です。
そのうち、外国人の人口は何人だと思いますか?
という内容で質問しました。

参考までに太田市の場合、
全体の人口 222,763人
外国人の人口 16,090人
外国人の人口割合 7.7%
うちブラジルなどの南米系が約32%
(2025/3/31現在)
という情報を付記しました。

2025年5月17日から24日まで7日間実施した結果は以下の通りです。

約43%の方が正解でした。
インターネットで検索するとおおよその数字が出てきますので、調べてから回答された方もいらっしゃると思います。
それも、「事実を知る」ために必要な行動です。

3,000人くらい、1万人以上も多くいらっしゃいました。
現実よりも少ないと考えている方の方が少数という結果になりました。

意外な結果でしたか?
お住まいの地域によって感じ方は違うと思いますが、それは外国人の居住する地域、生活圏が偏っているからかもしれませんね。

アンケート結果をグラフで示すと以下の通りになりました。

(2)2025年4月1日現在の情報

合計6,670人です

男性4,051人
女性2,619人
世帯数4,625

(足利市行政経営部デジタル推進課)

足利市の住民基本台帳に掲載されている住民の人数です。

月ごとの全体の人口の集計はこちらにあります。https://www.city.ashikaga.tochigi.jp/goverment/000082/000453/p001659.html

月ごとの外国人の人口については、教育庁舎1階の資料室で閲覧できます。

 

【足利市在住の国籍別外国人の人口】

(1)アンケート結果

足利市民の方に質問です。その2
4月1日現在、足利市に住んでいる外国人で、最も多い国籍はどこだと思いますか?  人口の多い順番も分かるという方はコメント欄にどうぞ!
という内容で質問しました。

約59.1%の方が正解でした。
モスクの存在や過去の墓地問題のことを知っていたら正解できたと思います。
ベトナムについては、足利市がクイニョン市と「相互協力に関する覚書」を締結したことを知っていた、あるいは、市内にベトナム料理店がそれなりに多いから、と判断したのだと推測します。

質問1の「外国人の人口」に比べると、回答数が少なくなっているのは、正解できる自信がなかったからなのか。
閲覧数も少なくなっているのは、質問に飽きたのか、それとも国籍にはあまり関心がないのかは分かりません。

アンケート結果をグラフにするとこのようになります。

(2)2025年4月1日現在の情報

第1位 スリランカ  1,503人(男性1,198人、女性305人、世帯数1,109)
第2位 ベトナム   1,289人(男性751人、女性538人、世帯数1,088)
第3位 フィリピン  780人(男性178人、女性502人、世帯数343)
第4位 中国     461人(男性242人、女性219人、世帯数314)
第5位 インドネシア 415人(男性338人、女性77人、世帯数253)

(足利市行政経営部デジタル推進課)

※過去の国籍別人口はこちらのページからご覧になれます(令和6年度のデータは集計中です)。
https://www.city.ashikaga.tochigi.jp/goverment/000082/000454/000835/p005887.html#jinko

上位5位までをグラフで示すとこのようになります。

【まとめ】

今後もこのようなアンケートを続けていきたいと思います。

外国人のテーマは、取り上げるだけで両極端な考えの方から批判を浴びることになります。

しかし、現実を知らなければ自分たちの住むまちの未来を創造していくことはできません。

過度に偏見を持っていないか、自分の認識が事実とずれていないかを見直すためにも、まずは正確な情報に触れることが大切です。

アンケートを通じて市民一人ひとりの意識や関心を知るとともに、行政や地域社会がどのような課題や可能性を抱えているのかを見つめ直す機会になればと願っています。

今後もこのような対話のきっかけとなる取り組みを続け、市民の皆さんと一緒に、より開かれた、住みやすいまちをつくっていけたらと思います。

 


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【市政】都市計画マスタープラン見直し(案)の説明会

都市計画マスタープラン 説明会 質疑応答

足利市の都市計画に関する基本的な方針を定める「足利市都市計画マスタープラン」の見直し案について、パブリックコメントを募集するに際し、市民に対する説明会が開催されました。

説明会で配布された資料はこちら

 

ここでは、説明会において行われた質疑応答についてまとめました。

※聞き取りの内容は要約となります。聞き取れなかった部分は割愛させていただきました。

 

【1日目】 2024年8月8日 市民プラザ

Q.(男性)何年を目標に考えているのか。

A.道路、公園などの施設の整備については令和11(2029)年を目標。より長期的な視点も必要なので、20年先を見据えて計画している。

 

Q.(女性)市民会館、市役所、歴史博物館が気になっている。大きなところでは学校再編も気になる。大型公共施設の更新はどうなるのか。また、足利市は東京への通勤圏になると思うが、子育ての人が利用しやすいまちづくりという点では、首都圏から移住したくなるまちづくりという視点が必要ではないか。

A.市役所や市民会館は整備の基本構想を昨年まとめている(足利市本庁舎等整備基本構想(仮称)新足利市民会館 整備基本構想)。市役所は今の場所又は競馬場跡地、市民会館は市民プラザ又は競馬場跡地を候補地として検討している。子育て世帯について、立地適正化計画の中で主要な駅周辺などの利便性、商業施設、子育て関連施設を集約していきたいと考えている。

Q.住んでいる方は車があるので駅の近くに施設があるかは問わないが、遠くから来る方は電車+徒歩圏内にこだわると思う。観光客ならば、鑁阿寺・足利学校に行って近くに歴史博物館があれば立ち寄るのではないか。フラワーパークに行って足利駅に戻ってきたときに駅の近くに魅力的な施設があることが重要ではないか。住む人の視点では、学校の近くに公園、病院の近くに保育園など、関連施設がまとめてあることが重要ではないか。

A.観光についてはうまく回遊してくれるようなまちづくりを考えている。路線バスについても、今期の改訂でココファーム行きの便を増やしている。

 

Q.(男性)少子化で野球やサッカーをやるだけの子供が集まらない。一人でできるスポーツも少子化対策の一つでは?うちの子供はスケボーをやっているのでスケボー施設が欲しい。公園内で禁止されている、あるいは注意されるので、滑る場所がない。大田にはできた、桐生もできる予定。世界大会でも日本人が活躍できる分野。そういった要望を出せないのか。今までないのか。

A.市民からの署名や要望はまだないが、議会内からも声は出ている。

 

Q.(男性)地域別構想の中で、名草北郷エリアは生まれた場所なので気になっている。足利IC周辺における土地利用の転換とは具体的にどのようなことか。

A.足利IC周辺には足利インタービジネスパークという産業団地が造成されている。その南側の国道293号線沿線は市街化調整区域だが、大月小学校南側は小学校の近くということで住宅地の造成を進めている。具体的には大月町のセブンイレブンの東側は少しずつ一戸建ての家が増えてきている。

Q.名草に向かう場所はある程度高齢の方が集まるエリアと思うが、商店が少ないにもかかわらず市街化調整区域のためお店が出せないエリアになっている。お店を出せるように土地利用の転換をするか、まちなかの商店まで買い物に行けるように路線バスを増やして利便性を高めて欲しい。そこまで考えたプランにして欲しい。

A.名草地区、里山地域は大きな開発は難しい。一般県道沿いであればある程度の開発は可能なので少しずつ進めていきたい。地域に暮らす方々が生活しやすいように里山や地域資源を生かしつつも生活に便利になるようにしていきたい。

 

Q.(男性)地域別構想で中央地区を魅力的な景観にするとあるが、足利学校の前に住宅が建ったように魅力的とは思えない。区画整理が進められているが、具体的にどのようなプランを考えているのか。

A.区画整理は住宅密集地の解消、車が通れるような道路の整備が目的で、具体的にどのような景観にするのかというのは別の問題。

Q.別の問題なのはわかるが、先にビジョンがないと区画整理を行った結果、鑁阿寺や足利学校が浮いてしまうような風景になってしまうのではないか。魅力的な景観と言いながらそこを目指しているように見えないので不安を感じる。例えば、北仲通りの裏あたりに誘客するという話を聞いたこともあるが、具体的にどのように考えているのか。

A.中央地区大日西の二つの区画整理事業があるが、中央地区は商業の活性化が目的。大日西の一部もそうだが、景観重点地区といって新築や改修の際に鑁阿寺や足利学校の周辺にふさわしい町にするよう強制はできないが協力を求めており、以前からまちなみ修景補助を行っている。補助を強化し、歴史的なまちづくりを進めながら区画整理を行う。

その他

意見1:説明会が2回しかないのに市民の意見を吸い上げられるのか。マスタープランの本編は122ページもある。読んでいても内容がつかめない。それで市民に説明していると言えるのか。もう少し分かりやすい説明会にして欲しい。

意見2:今、足利にある税務署などの役所が市役所から遠い。もし市役所が五十部町に移動したら周りに何もない。そこに移動する意味が分からない。役所同士は近くにあって歩いて行けるのが理想。離れていたら移動手段が車しかなくなってしまい、渋滞が悪化する。そういうことを考えてまちづくりをして欲しい。

 

【2日目】2024年8月9日 生涯学習センター

Q.(男性)市役所の建て替え候補地として競馬場跡地の土地を活用して移転するという記述がある。今の市役所の場所から移転してしまうことで働いている方や周辺のお店にも影響が出ると思う。中心市街地の将来にも影響が出るのではないか。昔は足利銀行等色々な施設があったのが、今は寂しい。まちなかが衰退してしまうこととの因果関係についてどう考えるのか。

A.競馬場跡地の検討は現在地と2つある候補地の一つであり決定ではない。今年の一つの施策として、「まちなか賑わいプラン」を策定し、中心市街地活性化のための施策や歩きたくなるまちの施策を規定している。このマスタープランは平成30年当時のプランを前提に見直しを考えているが、その時点では競馬場跡地の検討がなかったので今回加えた。また、市有地として広大な土地のため、競馬場跡地の活用を考えるうちの一つとして市役所の移転を上げている。

 

Q.(男性)「多様な〇〇」というようなあいまいな表現が多く市民に伝わりにくい。観光地であればどの都市か、産業ならばどの都市の事例を参考にしているのか、他のまちづくりの事例を提示しながら説明してもらいたい。例えば、梁田地区の「多機能的駐車施設」とは何か。WEBで検索しても出てこないワードがあると、理解できないので具体的に説明が必要。

A.産業については、北関東道のIC周辺、足利スマートIC周辺、交通量が多い国道50号沿いの開発を目指している。「多機能型駐車施設」は1日数万台の通行量がある国道50号線沿いに休憩施設を作りたいと考えている。平成30年に策定したプランから位置付けられている。トイレ、飲食店、物産店などがある施設(道の駅と書かれていないが似たような施設)。

意見:川越のまちのように歩いて楽しいまちづくりを足利学校や鑁阿寺周辺で実現してほしい。GWの観光のピーク時でも石畳通りが閑散としていた。マスタープランで具体的な内容を記載するのは難しいと思うが、考えて欲しい。

 

Q.(女性)「インフラツーリズム」は足利の中ではどのような施設を考えているのか。

A.松田川がダム、中橋の三連アーチ等を観光誘客に考えている。

 

Q.(男性)一つ前のマスタープランはホームページ上で公開されているのか?今日はその見直し案というが、どこが大きく変わったのか教えて欲しい。

A.前のマスタープランはホームページ上にある。今回のプラン案は平成30年のプランをベースに、基本的な施策を修正したり追加した部分がある。例えば都市交通の更新は北関東自動車道、桐生岩舟線(県道67号線)、国道50号線が東西テックとなるが、すでに整備済み。この3本の幹線道路を繋ぐ新たな道路を整備推進していきたい。東部、中央部、西部地区に南北の道路を作っていきたい。東部についてはスマートICから足利太田線、中央地区については足利ICから国道293号線を経由し埼玉東京方面に向かう道路、西部地区については足利スマートICからに繋ぐ道路を位置付けている。今回これが一番大きな更新。

 

【今後の予定】

8月30日まで パブリックコメントを募集

都市計画審議会で審議

→マスタープラン決定

 


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【市政】「足利市都市計画マスタープラン」見直しのための説明会&パブリックコメント募集のお知らせ

【説明会のお知らせ】

足利市の具体的な都市の将来像を示す「足利市都市計画マスタープラン」の見直し案についての、説明会を開催します。

1回目終了しました
令和6年8月8日(木曜日)午後7時から
あしかがフラワーパークプラザ西館3階301会議室

2回目終了しました
令和6年8月9日(金曜日)午後7時から
生涯学習センター3階302会議室

説明会の質疑応答についてはこちらへ

【パブリックコメント募集のお知らせ】終了しました

「足利市都市計画マスタープラン」の見直し案についてパブリックコメントを行います。

意見募集期間:令和6年8月9日(金曜日)から令和6年8月30日(金曜日)午後5時まで【必着】
担当課:都市政策課

「足利市都市計画マスタープラン」(案)の詳細はこちらへ
https://www.city.ashikaga.tochigi.jp/urban/000063/000338/p006216.html

 

↓ 説明会1日目の様子です


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【市政】まちなか賑わいプラン策定とパブコメ実施の結果

【まちなか賑わいプラン(案)パブリックコメント】

最終更新日:2024/5/30
記事作成日:2024/3/16

令和6(2024)年2月26日(月曜日)から3月25日(月曜日)の間に募集されたパブリックコメントについて実施結果が公表されました。12名の方の意見に対し、プラン(案)に対する該当部分37件につき、市からの回答が掲載されています。

パブリックコメントの実施結果について

https://www.city.ashikaga.tochigi.jp/goverment/000085/000472/p005710.html

パブリックコメント実施後に策定された「まちなか賑わいプラン」について

https://www.city.ashikaga.tochigi.jp/goverment/000085/001081/p006054.html

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