【まちなか賑わいプラン(案)パブリックコメント】
最終更新日:2024/5/30
記事作成日:2024/3/16
令和6(2024)年2月26日(月曜日)から3月25日(月曜日)の間に募集されたパブリックコメントについて実施結果が公表されました。12名の方の意見に対し、プラン(案)に対する該当部分37件につき、市からの回答が掲載されています。
パブリックコメントの実施結果について
https://www.city.ashikaga.tochigi.jp/goverment/000085/000472/p005710.html
パブリックコメント実施後に策定された「まちなか賑わいプラン」について
https://www.city.ashikaga.tochigi.jp/goverment/000085/001081/p006054.html
【市民の声】
以下は、掲載を承諾いただいた市民の方からの声になります。実際に提出した内容と一部異なる場合がございます。
市民の声のうち青字は市からの回答がある部分です。末尾の赤字のNo.は回答の番号に対応しています。
【市民の声1】
足利市まちなか賑わいプランを拝見しました。市として「まちなか」を見捨てず再生しようとして頂けていること、ステークホルダーである飲食店経営者として、大変ありがたく思っております。
中橋架け替えについて、市が懸念されている通り人流が変わることを踏まえて官民が連携し、対策を講じる必要性を感じています。正直商売をしている身として現状不安でしかございません。
まちなかを足利観光の中心と位置付けていただけるのであれば、まちなか全体を5G・フリーWi-Fiにしていただくことは可能でしょうか?外国人観光客にも良いアピールになるかと存じます。※回答No.6へ
あと個店舗設備投資等アップデートや中橋界隈ウォーカブルイベントへの補助金、いぶきビル跡地へ人が集まるスポーツ関連施設や商業施設の誘致をご検討頂けたら嬉しいです。※回答No.14へ
今後の市の取り組みに期待しております。
【市民の声2】
足利市のまちなかは長期間にわたる歴史の中で観光、文化、商業、生活において最重要な地位に位置するものである。その地域の課題や問題点である人口減少、高齢化、空き店舗の増加および地域活力の低下が叫ばれている事は以前よりも周知の事実である。
その中で断行される中橋の架け替えについては最も懸念すべき行政の事業である。
本来であれば歩行者や車などの迂回用の仮橋を設営してからの通行止め工事を行うべきところを、通行止めを10年近く(中橋および跨線橋の工事も含めると仮定する)行うことは著しく地域の生活と経済活動を停滞させるものである。
工事期間である空白の10年間の停滞を課題として受け止めず、その後の賑わい創出を謳う事は本末転倒のプランであると言わざるを得ない。※回答No.5
10年間の停滞の期間にさらに加速される人口減少、店舗の減少、商店街組織の存続の危機など当然発生するものであり「まちの魅力」として取り上げられている小売業、飲食業の集積地域など考えられないと当然思うべきである。
歴史文化にまつわる観光名所が集積すると謳いながら、その観光地としての魅力創出をアピールしてこなかった行政の企画力の無さは反省すべき点である。
それを今更のように今後の賑わい創出が訪れるような耳障りの良い文言で飾るべきではなく、考えるべきは現実的に実現可能なこれからの大きな地域の魅力創出のビジョンである。
さらにエリアとして取り上げられている地域は、足利学校・鑁阿寺・織姫神社という北仲通り中心のエリアを核として捉えられており、桐生岩舟線沿いの旧商店街エリアはなおざりの扱いであることが明らかである。
地域活性化のキーパーソンが多数存在する地域は旧商店街の住人が多く今後の活動についても強力な人材であるはずである。※回答No.25へ
すでに工事は断行されており地域住民への周知活動が満足のゆくものであるとも思えず、近隣地域のみならず足利市全市、他地域から来訪する人も含めて多くの人が中橋の通行止めに想像以上の負荷を受けることに対してハッキリと周知活動を行う事を望むものである。※回答No.34へ
要望
●中橋通行止めの正確な日時の告知
●仮橋の設営の正確な日時(期間)と設営場所の告知
●仮橋の管理問題
(夜間も使用できるか、照明はあるか、警備人は常駐するか、 増水時はどうするか、強風の場合はどうなるか、 台風の冠水時はどうするか、転落の場合の補償はあるか)
●中橋通行止めのシミュレーションは行わないのか
●経済活動停滞に対する補償はあるか
●移転の際の保証はあるのか
●高齢者に向けてのタクシーチケットの配布は行うのか
●観光事業推進の今後の対策はあるのか
●令和7年2月開催予定の「山姥切国広」展示の際の対策は行っているのか
以上
【市民の声3】
とてもきれいな言葉でつづられており、一見すると期待できる内容ですが、具体的なビジョンが文面からは伝わってこない
また、目指す、検討するなど一見きれいなスローガンだけで具体的に「どう」動くかが伝わってこない
その一つの要因として、既存の組織、活動をベースに考えており、全て既存の組織や活動は十二分に機能しており、ある意味機能不全に陥っている。その様な組織、活動に新たな指針を与えることは個人的には到底不可能であり、新たな組織や組織の再構築が必要と考えるが、その点への訴求がほとんどない
まちはひとであり、ひとはまちであるとの意識が欠如している
ひとを育てるには教育が必要との観点から教育機関との連携が不可欠と考えるが、その点に全く触れていない
それはつまり発想の欠如と共に凝り固まった組織感ゆえのものであり、そのような発想を持つスタッフの作ったプランに有益性を感じないし、実現性もないと考える
多くの自治体の活性化の成功例の裏には外部コンサル企業の存在が欠かせないが、既存の組織、身内で固められたプランにより外部コンサル等有識者の意見の取入れに触れていない ※回答No.1へ
本気で行うなら他社に頼み、言い訳の退路を断つことが肝要と考えるが、そのようなことには触れず行わず、では、美麗字句を重ねただけの絵に描いた餅感を否めない
一方的にプランを制定しました、意見を聞かせてください(パブコメ)ではなく、問題点を共有し、現実的なプランを制定し、タイムスケジュールを決めることが肝要だが現実的な問題点が整理できておらず、この程度のプランや話なら、居酒屋でのよもやま話や市民活動のプレイヤーの雑談レベルでしかない。つまり、活性化、にぎわいを求めない人も一定数いる、そもそもまちなかは観光地なのか商業地なのか住宅地なのかのとらえ方が人それぞれで目指すものや生活のありようが異なると言うことを理解していない。そのためにもプラン立案の為に住民の参加が不可欠であるのだが、それがなされていないために一方的に押し付けられた感が否めない ※回答No.2へ
意見だけでは説得力に欠けるのでいくつか個人的に実現の可能性が高い(極力金がからない)プランを提起します
その1
商業組合の再編(新規立ち上げ)
【理由】➡・既存の商業界から漏れている店舗が多い
・そもそも商業会がない地域がある
・商業会の勢いに格差がある
・後継者不足からくる組合員の高齢化
・商業連合会は協議会形式なので能動性に劣る
【メリット】➡・まちなか商業会として再編もしくは新規立ち上げ
・各商店が情報の共有図る
・戦略的なまちなか活性プランを自発的に行う組織づくりを目指す
・回遊性を意識した活性プランを構築できる
・今まで一部地域だった商店チラシ等がまちなか全体をカバーできるチラシとして発行できる
誰が行うか➡MINIMU(ミニFM)(桐生タイムスに事務局を外注)
その2
歴史観光商業重点地域として戦略的に通年イベントとして開催し、効率的に情報を発信
【理由】➡・観光協会等で発行しているパンフレットは歴史のみで商業とリンクしていない
・鑁阿寺、北仲、等で開催されているイベントは散発的であり、通年を通して戦略的に開催されて
おらず、一貫性、共同デザイン性に欠ける
・イベントは単体での開催が多く周辺の商店への波及効果が少ない
・開催地域への理解協働に欠けるイベントが多くイベントそのものに反感されやすい
【メリット】➡・観光客や市民に対していつ、どこで、何が行われているかを周知しやすい
・イベントの計画、開催時期、テーマが見える化することにより開催周辺地域の商店がかかわりやすくなる
・観光課、商業にぎわい課、文化課、教育委員会(足利学校)、商業(連合)会、商工会議所、
観光協会の連携は必須であり今まで各主催で散発的だったイベントに対して一貫性、共同デザイン性など横串を通すことができる
・刀剣山姥切国広の経済効果の成功例に見るように歴史をコンテンツとして捉えることにより楽しそう、おもしろそうなどの興味付けが容易になり、戦略的に経済効果を見込める
その3
教育機関との連携
~かつてまちなかは子ども達のあこがれであり、遊び場だった~
今では商業の中心が郊外型のモールに移り駄菓子屋が消滅し子どもが身近にお金や商い(あきない)に触れる機会が激減した。
各学校で行われているまち探検などの社会学習に行政が積極的に関わることにより学校と商業界や工業界をつなげ、足利の近代の発展や、文化財を核にした郷土史を身近に感じてもらい、まちなかを足利の歴史文化商業観光の中心として誇りを持てるように促す ※回答No.33へ
【具体的なフェーズ】
・校長会へ市職員を参加させ趣旨を説明し賛同を得る
・商業会、工業会と連携を取り、まち探検、工場見学など参加可能店舗、会社のリスト化
・仏教会等寺社団体と連携を取り歴史学習参加可能寺社のリストアップ
・各学校の行事参加学年主任が参加可能店舗、会社、寺社に連絡し、日程、内容を調整
※また、一例ではあるが、小1国語で習う「狸の糸車」を学習する際に繊維業界有志による糸つむぎ体験を行うことにより、物語の立体的な理解を深めるとともにかつて足利が繊維業として栄えていた事を伝える機会とすることができる
このように既存の学習要綱や教科書を紐解けば商業、工業、商店が積極的に関わるアイデアはいくらでも出てくるし、それを商店、商業界、工業界と仲介できるのは行政しかいないと考える
(最終的には)➡小4の社会科の教科書へ反映(教育委員会)
➡PTA(Parent-Teacher Association)ではなく商業、工業等を含む地域として教育を支える
CTA(citizens-Teacher Association)の提唱、その核としてのまちなかを存在させる
その4
宿泊施設との連携
3-(7)まちの魅力では宿泊施設がまちなかに集約されていることに触れていない
宿泊施設は駅同様、観光客の拠点となりうる場である
現在、観光(協会)等と宿泊施設が結びついていない
【具体的なフェーズ】
・観光協会、観光課等と共に宿泊施設向けのに提供できる情報を整備
・定期的に宿泊施設に情報提供
・各宿泊施設向けにマップを整備(周辺スポット飲食店など)
その5
インバウンド対策
商店、飲食店のチラシ、メニュー等の外国語表記をバックアップ
➡学生や外国人留学生に商品、食事等を提供し、外国語のチラシメニュー等の作成を手伝ってもらう
➡行政はその仲介 ※回答No.12へ
【市民の声4】
まだまだ足利市は観光資源を生かし切れていないと考えているため、プラン(案)にある「観光のさらなる活性化」についてお金をかけずに実行できるプランを述べさせていただきます。
『石畳通りの歩行者天国化について』
現在、石畳通りは門前マルシェの開催中だけ足利学校正門前の通りが歩行者天国になっていますが、観光客や周辺の店舗でもせめて鑁阿寺の太鼓橋前までは歩行者天国にして欲しいという意見が多くあります。フラワーパークの藤の花のピークであるGW中、足利灯り物語のように人が多く集まるイベント開催中を手始めに、土日祝日と歩行者天国の期間を広げ、安全で楽しい街歩きができるようにして欲しいです。※回答No.24へ
私たち、たかうじ市を手伝ってくれているメンバーの一人に、300万円をかけて飛騨高山に二人乗りの人力車を特注した〇〇さんという方がいます。たまに人力車を走らせてもらっていますが、石畳通りが歩行者天国になれば、もっと出番が増えるはずです。足利のわかりやすい歴史館で行っている足利銘仙の着付けをしてもらった観光客を乗せて石畳通りを走れば、新たな観光名物となり、遠方のお客さんや外国人にもきっと喜んでもらえると思います。足利に来なければ体験できない思い出を作ってあげたいです。
『おもてなし甲冑隊の活用について』
当イベントには、毎回、足利市のみならず遠方から甲冑を着たボランティアが参加しています。鑁阿寺の周辺で参拝者や観光客からの撮影に気軽に応じています。甲冑隊は全国の色々なイベントに呼ばれており、ボランティアでイベントの宣伝を手伝っています。足利市の節分鎧年越しにも毎年参加しています。
足利市でイベントがある時に呼んでいただければ、石畳通り、駅前やフラワーパーク前で、イベントの呼び込みやチラシ配り、記念撮影に応じるなどして、観光客を盛り上げたいという気持ちでいっぱいです。※回答No.13へ
よろしくお願いいたします。
【市民の声5】
1.中橋架替工事期間中の渋滞緩和を
中橋架替工事に伴う車両通行止めによって、朝夕の通勤時間帯を中心に他の橋への迂回による交通渋滞が予想され、「まちなか」がもっとも渋滞の影響を受けるのではないかと懸念されます。
そこで、他の橋へ迂回する車両を含めた渡良瀬川を渡る車両の数そのものを減らすことを目的に、足利市から両毛地域の企業に対して相乗り通勤への協力を要請します。相乗り通勤により企業が負担する通勤手当(ガソリン代)は減り、それを運転者、同乗者、企業でシェアできますので、三方よしとなり協力は得やすいと思います。※回答No.26へ
これは、いま国で法整備を進めているライドシェアとは違います。運転者が同乗者からお金を受け取る訳ではなく、不特定多数の人を乗せる訳でもありません。全国的には実施している企業もあります。企業は相乗り通勤に応じる従業員を個々にマッチングする必要はありますが、中橋架替工事期間に限った話ではなく駐車場確保などの継続的なメリットがあると思います。
2.旧中橋の魅力アップを
人口動態からは「まちなか」が衰退の一途をたどっているのがよくわかります。中橋架替工事による通行止は時計の針を一気に進め、新中橋ができた頃には「まちなか」は疲弊しきっていると思います。
その一助として、工事の中でも旧中橋をいち早く開通させて、歩行者用の電動無人カートを渡し舟のように端から端まで往復させます。乗る人がいない時は待機、乗る人が反対側にいる時は旗を振って呼び寄せます。乗車券は「まちなか」の店舗で買い物をしたらその場でもらえます。無賃乗車も大目に見ます。
注意喚起のためにカートから出す音は、サウンド・ライツとしてばら売りして購入した人が好きな音を配信で流せます。企業 CM でもよし個人で作った楽曲でもよしです。価格は橋を渡る高校生が買える程度の金額に設定して活性化を図ります。※回答No.31へ
【市民の声6】
冒頭に一言。良いことを言っているが物足りない、今までのプランの検証が感じられないと思います。また、文章が長すぎるので、簡単な要約のページが必要だと思いました。
◆全体の感想
プランを何度か読ませていただきました。最初は私の考えと一緒でよくできてたプランだと思いました。
しかし、読み直すと総花的な文章で、何か物足りない。
プラン自体は美しく纏まっていると思います。
ただ、「いつ」、「誰が」、「何を」、「どうする」といった具体的なイメージが薄いと感じました。
今から50年以上前、足利市は周りの市町村から見て「燦然と」輝ける街でした。繊維産業の衰退とともに、相対的に地位を落としていきました。隣の大田市を横目に見て、人口は減る、お店は減る、魅力は減る、空き家は増える、右肩下がりです。「ヤングヤング大行進」「若いにおいのする街、足利市」なんてまぼろしです。これを全て総括し、足利の強みを活かす計画でないといけません。
このプランは計画として美しいけれど、足利を立て直すという迫力が感じません。このプランはPDCAサイクルとなるのか疑問です。(なんども検証することが大切です。)50年前のプランはどうだったのでしょうか。30年前のプランはどうだったのでしょうか。なにが原因で現状があるのか、チェックする必要があると思います。「いつ」「誰が」「何を」「どうする」といった、より具体的なプランが欲しいと思います。
◆具体的な意見
19ページ「多くの人が集い、賑わい、交流できるまちづくり」について
「銘仙着付け体験」は重要だと思います。結構前ですが、流通業界で「モノ」から「コト」へということが言われていました。ディズニーランドにリピーターが多いのはミッキーたちと踊り、楽しめるからだと思います。歴史遺産の多い足利市ですが、体験活動に力を入れてみてはいかがでしょうか。柱となるのは足利銘仙だと思います。足利銘仙を着た女性が散歩している街。なんて素敵な街でしょう。
足利の強みとしては、小中学生が社会科見学で街を訪れることです。小中学生が足利のファンになれば、先が長く、毎年ファンが増え続けます。
足利のファンを増やすには、体験学習を豊富に用意することです。銘仙の着付け、藍染め、論語の素読、足利学校でのかるた取り、八木節おどりなど考えられます。同好会やシニアの力を借りるとよいと思います。
また、希望者に銘仙はっぴを配り、街歩きをしてもらえば、周りの人へのインパクトも強いと思います。
足利市への要望です。近隣の教育委員会を周り、社会科体験としての足利市の魅力を語り、招致をしてもらいたいと思います。また、情報を商店街に流してもらいたいと思います。
足利市の社会科体験学習を行っている生徒に要望を聞いたら食べるところを増やして欲しいそうです。トイレの設置も必要だと思います。見どころマップ「お店やトイレも含む」(行政の感覚ではなく、ミニコミに依頼してはどうでしょうか)を作って配布してはいかがでしょうか。※回答No.15へ
20ページ「行きたいお店があるまち」に関して
言葉は美しいですが、現実は真逆です。お店の閉店はしょっちゅうです。足利学校のまんまえは大変立派なお屋敷になります。入り口のお店も民家に代わりました。プランがブラックジョークに思えてなりません。
大通りのシャッター商店の主様たちは、跡継ぎがいないと聞きます。跡継ぎがいないから、生活に困らないから、店を貸すメリットがないと聞きます。店を貸すと、やっかいなことがあると困るから貸さないというご隠居もいるそうです。でも、店を借りて起業の夢を叶えたいという若者もいるはずです。そこで、行政が間に入ってやりたい人にあっせんをするのはいかがでしょうか。安心感さえあれば「三方よし」になるはずです。※回答No.16へ
20ページ「中橋北側に立地する店舗の販売促進に関する補助」に関すること
中橋架け替えの発端は堤防のかさ上げです。かさ上げしないと2400億円(うろ覚えです)の損失が見込まれると聞いたような気がします。ということは、かさ上げによりそれだけの利益があるということです。利益には負担がつきものです。負担は利益を得られる人がみんなですべきもの。それを一部の人だけにさせるのは公平ではありません。構造的には谷中村と同じです。現代版田中正造が助けてくれると信じています。
さて、中橋の通行止めは該当商店にとっては生き残れるか、閉店かの問題です。通行止めは間近に迫っています。県土木からは「営業に関する補償はない」と言われました。確かに県は道路の管轄ですのでなりわいに関しては市の管轄だと思います。人の流れは商店の命ですので、橋の完成まで生き延びられるよう助けてください。具体案が提示されていませんので、せめて、話し合いの場を設定してください。※回答No.17へ
完成後の高架下の活用については、田中橋陸橋がすぐ近くにありますので、不安を隠しきれません。駐車場以外の使い方はあるのでしょうか。たぶん、ないと思います。無理して設定しても、10年ももつでしょうか。※回答No.18へ
足利市は人口が減るのは止めようがないと思います。だから、戦略的に「にぎわい動線」を作った方が良いと思います。浅草がにぎわっているのは浅草寺の周辺に飲食店があり、仲見世でおみやげを買えて、寄席などのエンターテイメントがあるからです。東武駅より、人道橋をわたり、地下道を出たあたりからお店を並べ、観光客が楽しめる街にしないとお客は来てくれません。幸いなことに空き地と空き店舗はいっぱいあります。市の方で、仲介に入ってくれれば、大家さんも店舗を貸しやすくなると思います。※回答No.18へ
現状は、観光客は自動車で来て、参拝が終わると自動車で帰ってしまいます。回遊しているのは、ポケモンを楽しむ人ばかりです。三連アーチのレトロ感を活かして、東京方面からのお客を呼び込むのも手じゃないでしょうか。
ついでに、足利学校のお稲荷さんにもすがりましょう。(以前より力を入れているのは感じますが、)足利市長はお稲荷さんにお参りしたので、早稲田大学に受かったとか、噂をたてれば、桐生や佐野の天神さまのように参拝者が増えると思います。桐生、足利、佐野の三つを拝むと合格まちがいなし、のようなプロバガンダはいかがでしょうか。※回答No.7へ
滞在型の観光を目指して
あしかがフラワーパークはとてつもない魅力を持っています。その「おこぼれ」が街に来ません。もし、白鴎高校の建物がホテルになれば、「初日は厄よけ、夜は富田、明日は足利学校」とか経済効果が期待できます。いかがでしょうか。※回答No.8へ
宗教都市はいかがでしょうか
京都の東山の大谷廟はお墓だらけです。足利もお寺とお墓だらけです。これを活用して、街おこしはいかがでしょうか。京都からお寺をとったら観光客はいませんから。※回答No.9へ
脱車社会を目指そう
何万年も続いた人間の歴史を現在人のエゴで壊そうとしています。エアコンの廃熱は冷やした部屋の何倍も暖めます。70キロの人を一人運ぶのに、1.5トンの鉄を運びます。私たちは歩いて行けるコンパクトな街を作るべきだと思います。歩けば健康が維持できます。「ピンピンころり」ならば医療費が節約でき、子供や孫の世代の負担も減ります。
人口減少の時代ですので、なんでもかんでもは無理です。ぜひ、コンパクトな街作りをお願いしたいと思います。※回答No.30へ
【市民の声7】
中橋の架け替えも区画整理と同時進行の様子ですが、何年も前から道が広がり、シンボルロードになる話は聞いています。
車は便利でしょうが、歩きたくなる街にはどうでしょうか。イベントがあるたびに駐車場探しで大変です。まちづくり事業用地を臨時に使うとか融通してもらいたいですね。※回答No.20
近所のイベントでは県外からも20名ほどのお客さんがお越しになり、「足利はいい町ですね」と言われ、おもてなしをしています。
これから秋には通2丁目交差点が通れなくなると、ますます商店も打撃を受けます。次世代のこどもたちにつなぐことが出来るでしょうか。
【市民の声8】
意見の要旨
今回の「足利市のまちなか賑わいプラン(案)」策定の目的は、「中橋の架け替えを見据えて、中長期的な視点に立ち、本市中心市街地のグランドデザインである「足利市まちなか賑わいプラン(案)」を策定したとしていますが、中橋架け替えに伴う中橋通り(県道3・5・102号家富町堀込線)の跨線橋設置が、足利市の中心市街地である通二丁目、及び周辺地域の商店街の商業活動、及び近隣住民の日常生活に及ぼす影響に関する視点が全くなく、跨線橋設置が、これらの地域の活性化の阻害要因となっているにもかかわらず、これに対する具体的対策が全く示されておりません。
2、今回の「足利市のまちなか賑わいプラン(案)」は、「中橋架けえに伴う跨線橋設置を見据えた通二丁目、及び周辺地域の市街地活性化対策」を中心に、根本的に策定し直すべきであります。※回答No.3・4へ
第2、足利市まちなか賑わいプラン(案)の概要
1、足利市は、令和6年2月26日、「足利市まちなか賑わいプラン(案)」(以下、「プラン(案)」といいます)を公表し、「プラン(案)」に関するパブリック・コメントについて」と題する文書の中で、(1)目的として、「中橋の架け替えを見据えて、中長期的な視点に立ち、まちなかのあり方を改めて見つめ直すとともに、まちの活性化、観光誘客、空き店舗、空き家の活用、歴史文化資源の活用など様々な観点から、まちなか賑わいを創出することを目的として、本市中心市街地のグランドデザインである「足利市まちなか賑わいプラン(案)」を作成し、このプラン(案)について、意見を募集するとしております。
2、プラン(案)は、1、プラン策定にあたっての(1)の目的として、前項のように指摘し、(2)の基本方針と目標年次として、本プランでは、まちなかに賑わいを創出し、魅力や活気があふれる場所にするための方向性を示すことを基本方針とし、具体的には、20年後の実現を目指した長期的な目標としてまちなかの将来像を描き、その実現に向けたまちづくり取組み方針を示すとし、取組方針に沿った行政の取組内容や事業者、市民等に期待されるまちづくりの視点について明らかにするとしております。
次いで、(3)対象区域は、主要地方道桐生岩舟線が中心に通り、JR両毛線足利駅、鑁阿寺、史跡足利学校などの中心部に位置するエリアとしています。
3、さらに、プラン(案)の4、まちなかの課題と今後の方向性として、
(1)観光の更なる活性化では
史跡足利学校や鑁阿寺など、本市の持つ地域資源、魅力を最大限に活用するとともに、回遊性を向上させるための環境づくりが必要であるとし、
(2)商店街の活性化では
まちなかに集積する卸売、小売業、宿泊、飲食サービス業店舗数は減少傾向にあり、空き店舗の数が増え、商店街の賑わいが失われつつある状況であるとし、(中略)長期的な視点に立ち、新規出店を促す施策をさらに増進するとともに、様々な事業者による新たな取組を積極的に支援していくことで、まちなかの活性化に取り組む必要があるとし、
(3)都市基盤の整備では
まちなかは、昔ながらの趣を感じることのできる区域の一つですが、その反面、道路が狭い箇所があることや、老朽家屋による災害発生の危険性がることが課題であるとし、また、史跡足利学校、鑁阿寺、足利織姫神社といった、まちなかの核となる観光名所の周辺においては駐車場不足が課題となっており(中略)、公共施設の駐車場を活用した対策を行いながら,観光誘客に対応するための駐車場整備も併せて検討していく必要があるとし、
(4)定住人口の減少対策では
まちなかは、今後、人口密度の極度の低下が予想されるところから、(中略)移住促進や関係人口増加による地域活性化に向けた取組が必要
(5)増加する空き家への対応・対策では
所有者に対して適切な管理や利用活用を呼びかけるとともに、危険のある空き家への対策を進めながら、その利活用を図り(中略)、まちなか全体の活性化につなげていく取組みが必要としております。
4、さらに、プラン(案)の6、まちなかの将来像とまちづくりの取り組み方針としてまちなかには、日本最古の学校「史跡足利学校」や、大日様と呼ばれる市民に親しまれている「鑁阿寺」、縁結びと産業振興の神社「足利織姫神社」などの歴史文化遺産があり(中略)、足利市駅前土地区画整理事業、史跡足利学校及び鑁阿寺周辺を中心とした石畳舗装や沿道建築物の修景誘導、景観重点地区の指定、中橋通り東及び大日東土地区画整理事業、市立美術館などの整備を進め、「まちの顔」に相応しいまちづくりを行ってきたが、少子高齢化の進行等により、(中略)まちなかの活力の減退が市全体に影響を及ぼすことが懸念されるとし、長い歴史の中で育まれてきた「足利の顔」としての魅力をこれからも高め、(中略)下記の4つのまちづくりの取組方針に基づき、(中略)「まちの顔」として相応しい、魅力や活力があふれるまちなかを目指すとしております。
記
・取組方針Ⅰ 史跡足利学校、鑁阿寺、足利織姫神社を核としたまちづくり
・取組方針Ⅱ 多くの人々が集い賑わい交流できるまちづくり
・取組方針Ⅲ 都市基盤の整備による快適で災害に強いまちづくり
・取組方針Ⅳ まちなか居住の推進
5、プラン案の7、まちづくりの取組方針に基づいたそれぞれの視点として
(1)取組方針Ⅰについて、
観光の更なる活性化として、
①歴史的観光資源が輝くまち、②観光したいまち、③観光客にやさしいまち、
(2)取組方針Ⅱについて、
①商店街の活性化、観光の更なる活性化として、①歩きたくなるまち、②行きたいお店があるまち、③人が集うまち、
(3)取組方針Ⅲについて、
①都市基盤の整備、増加する空き家への対策・対応として、①安全なまち、②賑わいをつなぐまち、③暮らしやすいまち、
(4)取組方針Ⅳについて、
定住人口の減少対策、増加する空き家への対応・対策として、①住みたい・住み続けたいまち、②若者が元気なまち、
の項目を上げております。
第3、足利市まちなか賑わいプラン(案)に対する意見の具体的内容
1、しかしながら、今回のプランの目的が、中橋架け替えを見据えて中長期的な視点に立つとしながら、中橋架け替えに伴う中橋通りの跨線橋設置が、通二丁目、及び周辺地域に及ぼす影響について何ら触れることがなく、また、この跨線橋設置が、通二丁目、及び周辺地域の活性化を阻害する要因となっていることに対する適切な対策を講じることが喫緊の課題であるにもかかわらず、これらの対策に何ら触れていない点において、今回のプラン(案)は、その目的自体の意義が問われかねないものであります。
とくに、中橋の架け替え工事に関連して、令和6年秋ころから令和10年春頃までの約3年6ケ月間という長期にわたって、中橋通り、及び渡良瀬川左岸堤防の市道3・4・106号川崎渡良瀬橋線の通行規制が行われることになり、通二丁目、及び周辺地域の商業活動の更なる衰退化を招くこと、及び周辺地域住民の生活環境に著しい影響を及ぼす点について、何ら触れておらず、また、その対策に関しても何ら触れるところがありません。
2、今回のプラン(案)は、「中橋架け替えを見据えて、中長期的な視点に立ち、まちなかのあり方を改めて見直す」ことが、作成の主目的であるはずですが、前記1の通り、今回のプラン(案)がこの問題に何ら触れていないのは、足利市は、渡良瀬川左岸から県道桐生・岩舟線までの区域の「足利の顔」の玄関口である通二丁目地区の「中心市街地の活性化対策」について、何のプランも考えていないと評価されても仕方がない内容となっております。
3、足利市は、令和3年10月13日に開催された第40回足利市都市計画審議会において、今回の中橋架け替えに伴う「足利佐野都市計画道路3・5・102家富町堀込線の変更について(議案第84号)」の審議に際して、住民から、「跨線橋設置に伴う商業活動等への影響がある」、「跨線橋設置に伴い景観を著しく損なう」、「今回の都市計画案は中心市街地の活性化を阻害するものである。今後の活性化策を示すべきだ」、「近隣地区の市街化の整備改善が示されていない」、という意見が出されていることに関して、足利市は、「これからの中心市街地のグランドデザインについて、市の関係部署をはじめ、商工会議所、観光協会、地元関係団体などとしっかり議論を進めながら、中心市街地の活性化に取り組んでいきます」、「景観の向上については、周辺のまちづくりとあわせて検討してまいります」などと、中心市街地の活性化に取り組む旨説明しております(審議会議事録9頁参照)。
4、足利市の今回のプラン(案)は、前記3で述べたように、第40回足利市都市計画審議会において、審議委員が、中橋架け替えに伴う今回の栃木県の都市計画について、足利市民から出されている種々の意見について、足利市の見解を質したことに対して、足利市がこれからの中心市街地のグランドデザインを示したものと思われます。
しかし、今回のプラン(案)は、中橋架け替えに伴う中橋通りの跨線橋設置に伴う種々の疑念に対して、何ら具体的な方策を示しておらず、足利市の従来の「中心市街地活性化に関する基本方針」を抽象的に羅列しただけの内容に過ぎないものとなっております。
第4、今回の中橋架け替えに伴う「跨線橋設置」と、「足利市の中心市街地の活性化」との関係
1、〇〇会は、「中心市街地のまちづくり課題と方向性」~活力ある通二丁目及び周辺市街をめざして~」、と題する小冊子を作成し、足利市にも提供しております。
2、足利市は、平成10年12月、「足利市中心市街地活性化基本方針」を策定しましたが、中心市街地活性化法の施行後、栃木県下では最初であり、全国でも18番目という早い時期の策定でありました。
この基本計画の課題として、足利市は、当時、①居住人口の減少、②商店街衰退、③防災面の不安、④観光の伸び悩みの4つの課題を取り上げております。
これらの課題を解決し、「足利の顔」としての活力を取り戻すために、「生活の場」、「交流の場」の整備、復活を目標とし、そのための取り組みとして、①「居住人口の回復」、②「都市基盤施設の整備」、③「賑わいと活力の回復」、④「福祉の充実」、⑤「魅力的な街並みの創出」の5つの基本方針を示しております。
足利市の今回のプラン(案)は、従来、足利市が唱えてきたこれらの基本計画の課題、及び方針を踏襲しているものであります。
3、足利市は、前記の基本方針に基づいて、前記4つの課題、安心して生活できる人にやさしいまちづくりを目標として掲げ、「中心市街地活性化の基本方針」として、①「中心市街地の整備改善」、②「商業等の活性化」、③「中心市街地の魅力向上」を掲げ、各種の施策を実施してきております。
とくに、足利市の中心市街地である「通二丁目」、及び周辺地域は、長い歴史の中で、文化や伝統を育み、いわば、「足利の顔」の玄関口として重要な役割を果たしてきており、今後ともその役割は変わることはありません。
このように、歴史的資産である「足利学校」、「鑁阿寺」の玄関口として、足利市の中心市街地である「通二丁目」、及び周辺地域は、他市から足利市を訪れる人たちにとっては、東武足利市駅から、渡良瀬川にかかる「中橋」を渡って初めて足利市の市街地に入る区域であり、それから、歴史的、観光資源である「足利学校」、「鑁阿寺」周辺を回遊する観光客にとって、そのまちなみ景観は、「関東の小京都」と呼ばれるにふさわしいまちなみ、景観でなくてはなりません。
このようなまちなに景観こそが、足利市が従来目指してきた「中心市街地活性化基本方針」であります。
足利市の今回のプラン(案)の4、6,7は、足利市が従来目指してきた「中心市街地活性化基本方針」を掲載しておりますが、今回のプラン案は、新たに策定した目新しい内容でもなく、従来、足利市が示してきた項目を再度羅列したに過ぎないものであり、新しいグランドドデザインであるとは思われません。
4、足利市の中心市街地である通二丁目区域は、大きく分けると6ブロックになっております(別紙添付図面(A)ないし(F)参照)。
(1)まず、県道桐生・岩舟線と、中橋通りの交差する通二丁目交差点を中心にして通り二丁目地区を区分した場合、交差点の北側の中橋通りを挟んだ2つのブロックは、現在、「中央地区土地区画整理事業」の対象区域となっており、今般、ようやく土地区画整理事業が進行されつつある地域であります(別紙添付図面(E)、(F)参照)。
(2)県道桐生・岩舟線と、中橋通りの交差する南側部分の中橋通りは、跨線橋が設置される区域であり、東側部分は、「中橋通り沿道型土地区画整理事業」が行われ、中間道路が設置され、足利市立美術館があるブロックであります。
その西側は、中央地区土地区画整理事業の対象から除外されたブロックであります(別紙添付図面(C)、(D)参照)。
この2ブロックは、跨線橋が設置された場合、跨線橋の東側部分の側道は、県道桐生・岩舟線から南方の市道通2丁目12号線(通称、「南銀座通」に向かい一方通行の道路となり、また、跨線橋の西側部分の側道は、南方の市道通2丁目12号線から県道桐生・岩舟線に向かう一方通行の道路となり、また、跨線橋から降りてくる自転車道路と交差する交通上極めて危険な道路となっている部分です。このことは、公聴会いおいても通二丁目住民からも指摘されているところであります。
(3)JR両毛線の南側から、渡良瀬川の堤防までの間の中橋通りを東西に挟んだブロックは、跨線橋の真下になる区域であり、商店街の経済活動、及び住民の日常生活が最も深刻な影響を受ける区域であり(別紙添付図面(A)、(B))、また、最も跨線橋設置による公害、日照の被害を受ける区域であります。
(4)以上、通二丁目地区の状況を俯瞰した場合、中橋通りに跨線橋が設置されることにより、JR両毛線を挟んで南北の区域の平面的な交流がすべて遮断されることになり、この区域の「生活の場」、「交流の場」は完全に喪失してしまいます。
足利市が、従来唱えてきた中心市街地活性化の課題と目標は、中橋通りの跨線橋設置により、この地区の生活圏、コミュニティが分断され、完全に崩壊することになります。
とくに、通二丁目は、高齢化現象が著しく、これらの高齢者にとっては、人にやさしいまちづくりとは程遠い生活環境が生み出されることになり、JR両毛線と渡良瀬川の堤防までのこの区域は、「陸の孤島」となってしまい、この区域の経済活動、及び日常生活の安全性は全く保障されなくなります。
また、美術館通りには、県道桐生・岩舟線からこの跨線橋に設置される東側道を経由してからでないと進入できないことになり、南側の市道通二丁目12号線からの進入はできなくなります。
(5)とくに、足利市、及び都市整備公団(当時)は、昭和60年から平成7年にかけて、中橋通りの拡幅事業に合わせて、「中橋通り東沿道型土地区画整理事業」を行い、当時、周囲の歴史的雰囲気に配慮するとともに、公団による国内初めての美術館付き住宅が建設され、今後のまちづくりへの新たな提案として当時注目されましたが、今回の中橋通りの跨線橋設置は、この地区の回遊性を阻害することになり、足利市の今回のプラン(案)の取組方針ⅠないしⅣに反する事態となってきます。
(6)さらに、JR両毛線の北側の跨線橋が設置される区域については、前記の通り、跨線橋の両脇に側道が設けられる計画となっておりますが、とくに、市道通2丁目12線の西側から東側へ一方通行と相まって、この跨線橋脇の一方通行の側道設置に伴う隣接区域の交通事情の不便さについて、どのような活性化対策を講じようとするのか、跨線橋設置に伴う近隣の都市基盤の整備について、どのような手法(例えば土地区画整理事業)を用いようとしているのか、今回のプラン(案)からは、全く見えてきません。
(7)また、中橋通りに跨線橋が設置されるのに伴い、車の流通経路、及び人の流入経路が変わり、県道桐生・岩舟線沿線の商店街は、「交流の場」としての機能を喪失し、従来足利市が策定してきた「中心市街地の活性化の基本構想」を根底から変容させることになり、これらの区域の「商業等の活性化」を完全に阻害することなり、今回のプラン(案)4,6,7の指摘とも相反する結果を招来することとなっております。
(8)最も懸念されるのは、足利市の中心市街地の活性化対策は、歴史的、文化的資源である「足利学校」、及び「鑁阿寺」周辺の玄関口である通二丁目、及び周辺区域の観光回遊性の確保が極めて重要であり、今回のプラン(案)も、まちなかのこの回遊性を基本的に重視していますが、中橋通りの跨線橋設置がこれらの区域の回遊性の障害となっていることに対する視点が全く欠けていることであります。
足利市は、今般、刀剣ブームにあやかって、公益財団法人足利市民文化財団に堀川国広作の重要文化財である「山姥切国広」を3億円で購入させ、今後、足利市立美術館において、この「山姥切国広」の展示を企画しているとしているとお聞きしております。
しかし、中橋通りの跨線橋設置に伴う中橋通りの観光回遊性の障害、及び今後3年6ケ月の長期の及ぶ中橋通りの交通規制がもたらす当該地域に及ぼす影響に対する配慮が、今回のプラン(案)では全く感じられません。
4、以上、前記3項で見てきましたように、(1)東武線足利市駅を降りた観光客が、景観の良い渡良瀬川の先に見える山並を眺めながら中橋を渡って、いよいよ中心市街地に入ろうとするところで、無味乾燥なコンクリートの跨線橋を目の前にすることで、「関東の小京都」をイメージしてきた観光客は興ざめするだけでなく、魅力のない衰退した商店街を眺めながら、目的の観光施設である「足利学校」、「鑁阿寺」等を訪れることになりかねません。
そこには、観光客を誘致しようと努力している行政の姿勢を、観光客に全く感じさせないまちとしか映らないと思います。
(2)足利市としては、「関東の小京都」として親しまれてきた歴史的、文化的遺産である「足利学校」、「鑁阿寺」という観光資源を有する古都足利市が従来取ってきた基本的な都市構想に関する方針に沿って、とくに、足利市の中心市街地である「通二丁目」及び周辺地区が、長い歴史の中で、文化や伝統を育み、いわば、「足利の顔」として歴史的に重要な役割を果たしてきた玄関口であることを、今回のプラン案でも認識しているのでありますから、「中橋の架け替えを見据えて」、中心市街地の活性化対策を検討するのであれば、「中橋通りの跨線橋設置」と、足利市の今回のプラン(案)で指摘している、①4、まちなかの課題と今後の方針、②6、まちなかの将来像とまちづくりの取組方針、③7、のまちづくり取組方針との整合性について、改めて検討し直すべきであります。
以上
【まちなか賑わいプラン(案)パブリックコメント募集要綱】
中橋架け替え工事に伴い、2024年秋頃(※10月1日午前10時からに決定)から付近は通行止めになります。
工事期間中は車だけでなく自転車、歩行者も通れない場所ができます。また、新しい中橋ができると、人の流れが変わり、周辺の店舗や施設への影響が懸念されます。
市は、20年計画で主に河北の市街地中心部の活性化を図る「まちなか賑わいプラン(案)」を発表いたしました。
ご意見がある方は、プラン(案)をお読みになり、ファックス、メール、直接持参、いずれかの方法でパブリックコメントをお寄せください。
応募期間:令和6年3月25日(月)まで
※当初は2週間の予定でしたが、ファックス番号の誤りや期限前にPDFファイルが消去されたことから、3月18日→22日から再度延長されました。
まちなか賑わいプラン(案)
https://www.city.ashikaga.tochigi.jp/manage/contents/upload/65d55232df820.pdf
意見書pdf
※以前掲載されていたFAX番号は3/15に訂正されています
https://www.city.ashikaga.tochigi.jp/manage/contents/upload/65f3c0594d11f.pdf
まちなか賑わいプラン(案)パブリックコメントの詳細についてはこちらへ
https://www.city.ashikaga.tochigi.jp/goverment/000085/000472/p005710.html
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