2023年7月7日(金)13:30~
栃木県庁大会議室にて、「栃木県地方議員女性議員連盟」(県女議連)の令和5年度総会と第1回研修会が行われました。
【総会】
議員になってからいろいろな団体の「総会」にお邪魔する機会が増えました。
総会はどんなことをするのかというと、役員就任の承認、前年度の決算の承認、今年度の予算案の承認が主な議案になっています。
株をやっている方は株主総会通知で送られてくるのをイメージするとわかりやすいかも。
【議員紹介】
今年度の「栃木県地方議員女性議員連盟」のメンバーは59人。
当たり前ですが、全員女性です!
栃木県内の市町村議員と県議会議員で構成されています。
足利市からは大谷県会議員と足利市議会議員7名が参加しました。
一人ずつ簡単な自己紹介が行われましたが、やはり議員になるだけあって個性的な方が多い印象でした。
【来賓あいさつ】
栃木県議会議員の関谷暢之(のぶゆき)副議長から挨拶がありました。
続いて自己紹介の途中で福田富一都知事が会場入り。
スピーチの内容が後で会場をざわつかせることに・・・。
知事と記念撮影
【ジェンダーについての研修会】
後半は、川面充子 宇都宮大学ダイバーシティ研究環境推進本部特任助教による「ジェンダー主流化の視点で地方政策を創造する」と題する研修が行われました。
初めに「ジェンダーと聞いて何か引っかかるものがある方」というような質問がなされたのが印象的でした(この通りの言葉ではなかったかもしれませんが)。
一般社会ではジェンダー=左翼的な政治活動、圧力団体、逆差別、不自然な男女平等など、特に年配の男性からはネガティブな捉え方をされることが多いことから尋ねられたのでしょう。
ここに集まったのは議員になるような人たちなので、特に引っかかるものを感じる人はいなかったようです。引っかかる人は初めから参加しないと思います。
◇◆◇テーマの「ジェンダー主流化」とは?◇◆◇
ジェンダー平等を女性の問題に限定してとらえることではなく、一見ジェンダー中立に見える一般政策がどのように男女に異なる影響を与えているのかを分析し政策形成過程に反映すること=平等実現のための新しい政策理念(テキストより)。
この定義だけではほとんどイメージが湧きませんが、コロナ禍で起きた女性の問題や医療分野等についての説明で、なるほどと思いました。
◆コロナ禍での出来事
⇒女性は結婚すると正社員をやめて非正規雇用で働くことが多い(特にサービス業)
⇒サービス業はコロナ禍で失業又は収入源
⇒人とのかかわりが減る(女性は孤立に弱い?)
⇒自殺者の増加
◆医療分野等での問題
⇒製薬の研究開発では多くの実験でオスの動物を使用
⇒女性には効果の低い薬が開発されることがある
◇◆◇ジェンダーギャップ◇◆◇
日本では特に女性の政治参画が極端に少ないという統計があります。
日本はなんと191か国中、165位!
北欧やアフリカの国々は一定割合の女性を強制的に当選させる「クオータ制」を導入していますが、女性議員が30%を超えると周りの景色が変わるそうです。
栃木県議会は50名中9名、足利市議会は24名中9名で37.5%、県内で女性比率No.1!全国的にも高水準です。
今回当選した新人+元職に至っては8名中5名で62.5%です。
子育て中の女性議員も複数いますので、今後は足利市議会も大きく変わるはず。変わらせないといけません!
ちなみに、佐野市は1名、桐生市も1名。
女性議員はとても居心地が悪そうです^^
【グループディスカッション】
以上の講義を受けて、なるべく同じ市町村の議員が重ならないよう、5~6人のグループに分かれてディスカッションを行いました。
私のグループは宇都宮、野木、壬生、下野と県央の議員さんたち。選挙中や議員活動での女性蔑視発言について盛り上がっていました。
皆さんのお話を聞くと、足利では面と向かって女性蔑視発言をするような経験はないかな?と思いました。でも、隣町とよく比較されますが、子供やシングル父母子家庭への支援が遅れているので、経済面ではまだまだ課題だらけですね。
【新人市議と新人県議の交流会!?】
栃木県庁
左の建物が県議会の議事堂です。県庁はスペースが広々としていて、その割に人が少なく贅沢な造りです。地下に議員専用の駐車場もあります。
今回は大谷議員のご厚意により、宇都宮まで新人市議3人が車で乗せていってもらいました。
県庁の階段にて記念撮影(左から:山本議員、大谷議員、鬼久保議員)
県庁本館15階の展望レストランにてランチを食べてきました(おいしいです)。
※提供まで時間がかかるので、仕事で行く場合には注意です。
眺め良過ぎ!
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